結婚式で、2人の華やかな門出を演出するのに、音楽は、重要なアイテムです。
しかし、その選曲を誤ると、せっかくのハレの場が台無しになってしまうこともあります。
失敗しないための処方せんつきです。
ぜひ、曲選びの参考にしてください。
“Bangles”(バングルズ)で選ぶなら
【NG曲】”Manic Monday”
素人がおかしやすい間違いです。
自分が好きな曲とか、美しい曲という理由で、選んではいけません。
結婚式は、「ハレ」の日のイベントです。
“Monday”「月曜日」など、「ケ」の代名詞です。
参列者が、「明日は月曜日か。また明日から仕事だな。」と連想するに決まったようなものです。
また、”Walk Like An Egyptian”は、参列者が変な踊りを始め、式が収拾がつかなくなるので、できるだけ避けた方がよいでしょう。
【処方せん】”Eternal Flame”(アルバム”Everything “に収録)
世話が焼けますね。
それでは、処方せんです。
「永遠の愛を誓う」結婚式の定番です。
この曲を選んでおけば間違いないでしょう。
“Swing Out Sister”(スウィング・アウト・シスター)で選ぶなら
【NG曲】”Now You’re Not Here”
「惜しい!」
日本でも大ヒットし、良い曲ですが、完全にNG曲です。
「新郎が来てません!!」なんて、洒落になりません。
【処方せん】”La La (Means I Love You)”(アルバム”The Living Return”に収録)
それでは、処方せんです。
「いいですか。一回しか言いませんよ!」
もう、曲名に、”I Love You”って入ってますよね。
それだけで、及第点です。
“Spandau Ballet”(スパンダー・バレエ)で選ぶなら
【NG曲】”Gold”
“Spandau Ballet”、ロマンティックなサウンドは結婚式にびったりです。
しかし、”Spandau Ballet”なら、なんでもいいってわけではありません。
“Gold”「金」、「金」と、連呼して、ハレの日に、「ご祝儀はいくら出した」など「お金」のことばっかり言うのはいやらしいですね。
【処方せん】”True”(アルバム”True”に収録)
いいですねぇ~♬
「真実の愛」。
でも「信じてくれよ~」と何度も叫ぶのは、ちょっと怪しいですね。
“Sade”(シャーデー)で選ぶなら
【NG曲】”Soldier of Love”
こちらも、素人がおかしやすい典型的なミスですね。
曲名に”Love”と入っているので、すっかり安心してしまったのですね。
“Soldier of Love”「愛の戦士」、なんとなく愛のために闘うなんて共感がもてるような気がします。
しかし、最初から、「闘う気、まんまんだね」、「けんか売ってんのかい」ってことにもなりかねないです。
誤解を招く表現は避けた方がよいでしょう。
【処方せん】”By Your Side”(アルバム”Lovers Rock”に収録)
正解は、”By Your Side”です。
収録アルバムの”Lovers Rock”というアルバム・タイトルもいいですね。
「恋人たちのロック」、「NPO法人 結婚式ソング認定協会」のお墨付きのようなアルバム・タイトルですね。
“Sade”の曲の中では、”Your Love is King”「あんたの愛は王様でっせ」もおすすめです。
“New Order”(ニュー・オーダー)で選ぶなら
【NG曲】”Liar”
人として、一番言われたくない言葉ですね。
“Liar”「うそつき!」。
“New Order”も、曲の中で、こう言ってます。
“Cause I can’t Stand the Music”「だから、この手の音楽には、うんざりするよ」。
いい曲なんですけどね。
【処方せん】”Your Silent Face”(アルバム”Power, Corruption & Lies”に収録)
ぜひ、「新郎、新婦の入場です」というシーンにぜひ使ってほしい曲です。
美しい楽曲が、入場行進にきっと映えるはずです。
“Depeche Mode”(ディペッシュ・モード)で選ぶなら
【NG曲】”Master and Servant”
新婚生活が始まる前から、”Master and Servant”「かかあ天下」だと、新郎を揶揄するのはいけません。
親しき仲にも、礼儀ありと言います。
まだ、決まったわけではありませんし、一縷の望みに賭けましょう。
「せめて今日だけは・・・」という新郎の悲痛な叫びが聞こえてきそうです(^^♪
【処方せん】”A Question of Lust”(アルバム”Black Celebration”に収録)
なんと美しい曲でしょうか。
どのシーンにかけても「じ~ん」とくるはずです。
「誰ですか、ここは、神聖なる結婚式場ですよ。結婚式を、”Black Celebration”などと茶化すのはやめましょう。」
“The Police”(ポリス)で選ぶなら
【NG曲】”King Of Pain”
結婚とは、”King Of Pain”だと言う、格言があります。
(本当ですか?)
だとしても、せめて今日一日だけは、現実から目をそらしたいですね。
【処方せん】”Every Breath You Take”(アルバム”Synchronicity”に収録)
そうです、その調子です。
“Every Breath You Take”です。
富める「吐息」でも、貧しき「吐息」でも、どんな「吐息」でも愛することを誓いますか。
“China Crisis”(チャイナ・クライシス)で選ぶなら
【NG曲】”Tragedy and Mystery”
“Tragedy and Mystery”「悲劇」と「ミステリー」とは、縁起でもないです。
結婚生活は、「悲劇」よりも、「喜劇」の方がまだましです。
ミステリアスな部分は多少は、あると思いますが、隠し事はいけません。
【処方せん】”Christian”(アルバム”Difficult Shapes & Passive Rhythms, Some People Think It’s Fun to Entertain”に収録)
アルバム・タイトルは、長すぎますが、結婚式で話題になることはありませんので、心配ご無用です。
教会で結婚式をあげるのなら、邦楽では、「てんとう虫のサンバ」、洋楽では、この”Christian”と相場が決まっています。
それから”China Crisis”の代表曲でもある”Wishful Thinking”もいいかも知れませんね♬
長い人生、楽観主義「希望的観測」で乗り切りましょう(^^♪
“The Cranberries”(クランベリーズ)で選ぶなら
【NG曲】”I Can’t Be with You”
“I Can’t Be with You”「もう、あんたとは、やってらんないわ。」
「ほな、さいなら。」ってことに、なりかねないので注意が必要です。
“The Cranberries”の代表曲に、”Zombie”という曲があります。
「結婚生活という『墓場』から息を吹き返して、粘り強く生きていこう」などという遠回しな応援ソングは、ハレの日には通用しませんので避けた方が無難です。
【処方せん】”You And Me”(アルバム”Bury The Hatchet”に収録)
やっぱり、”You And Me”「あなたと私」、「末永くお幸せに!」というのが、無理のない着地点だと思います。
“OMD”で選ぶなら
【NG曲】”If You Leave”
もし、仮にでも、あなたが去ってしまうなら・・・。
例えばの話でも、この手の別れ話は、結婚式ではタブーです。
【処方せん】”Souvenir”(アルバム”Architecture & Morality”に収録)
結婚式も無事終わり、”Souvenir”「引き出物」は何かな。
良い思い出とともに、「安息の館」に帰りましょう。
“Kiss Me” 結婚式公式ソング
いろいろなしきたりに縛られると、曲選びもしんどいですね。
最終的には、「ああ、いい結婚式だったね」と感じてもらえればそれでいいのではないでしょうか。
最後に、この曲は、どのシーンで使われるかもうおわかりですね。
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