一生懸命書いても、記事の内容に自信があっても読まれなければ、その努力も報われません。でもちょっとした心掛けであなたの記事は読まれるように変わっていきます。では、あなたの記事が読まれるようにするためにどんなことをすればよいのかお伝えしたいと思います。
とりとめのない記事を書いて読者をイライラさせていませんか!?
誰しも、コンテンツを発信できる時代となり、ブログやSNS等毎日膨大なコンテンツが私たちの身の回りにあふれかえっています。
情報技術の発展のおかげで簡単に誰もがコンテンツを作成できるようになり、しかも紙の出版物と違い、発刊までに誰の検閲も受けることなく市場に送り出すことができました。
そのため、あなたのコンテンツが他のコンテンツよりも多くの人に読まれるためには、それだけあなたのコンテンツが有益である必要があります。
あなたのコンテンツを他のコンテンツから抜きんでた存在にするためのライティングの法則を、コンテンツの制作・管理の専門家であり、『コンテンツ・マーケティング64の法則〜Everybody Writes』の著者『アン・ハンドリー』氏が解説しています。
『アン・ハンドリー』氏は、まず、その著書『コンテンツ・マーケティング64の法則〜Everybody Writes』で優れたコンテンツというのを次のように定義しています。
すぐれた(高品質)のコンテンツとは、次の3つの要素が含まれていなければならないとしています。
1.有益な内容
顧客が何を重要と考えているかを理解し、彼らがそれを達成するための手助けとなっている。
2.インスピレーション
創造性を刺激されるものであることを意味します。新鮮味があり、他とは異なるあなたのオリジナリティーが そこに存在するか。
3.オーディエンス(読者)への共感
あなたが常に顧客の注意を向けているかを意味します。
その上で、コンテンツは簡潔に明快に書かれていなければならないと主張しています。
例えば、とりとめのない文章を書いて読む人を困惑させたり、イライラさせたりしてはいけないということです。
コンテンツを作れることをちょっとした特権だと考える!
『アン・ハンドリー』氏は、『コンテンツを作れることをちょっとした特権だと考えている』と言っていますが、これはどういう意味でしょうか!?
『誰もが気軽にコンテンツが作成できる時代となった!』ということと矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、『アン・ハンドリー』氏は、『特権』というのを『特別な権利』という意味として使っているわけではありません。むしろ、『これだけの権利をもっているのだから、その力を慎重に使わなければいけない』と言っているように思えます。
『これだけの権利』、『強大な力』というのは、『コンテンツ』が読者の問題を解決し、考え方や人生をも変えてしまう力です。ですから、この権利を行使する者は次のことを心掛けなければいけないということです。
ひとつは、『コンテンツは顧客や見込み客を喜ばせるためにある』ということです。コンテンツは書き手の欲求を満たすものではないということです。
さらには、先ほどお話した『簡潔さ』と『明快さ』が必要となってきます。
『簡潔さ』とは、書き手が自分だけが夢中になっていることや読者の時間を尊重していない内容はすべて省くことです。
『明快さ』とは、読者があなたの文章を理解するために、懸命に頭を働かせる必要がないようにすることです。
優れたコンテンツを作るライティングの技術は天性のものではなく習慣で身に付けられる!
『アン・ハンドリー』氏は、優れたコンテンツを作るライティングの技術は習慣によって身に付けられると説いています。
あなたは『すぐれた文章を書く能力』は、生まれつきのものであると聞いたことがあると思います。
でも、『アン・ハンドリー』氏は、『書く能力』は書くための筋力つくりが重要で、そのためには『毎日書くこと』つまり『書く習慣』が大事だと言います。ライティングは習慣であり、アートではないということです。
私もそうですが、副業でブログアフィリエイトをしていると、土曜日や日曜日に1日で5時間以上も記事作成に時間を費やすこともありますが、週に1・2回まとめて書くよりも、毎日30分でもいいから毎日書くことの方が効果があると言います。週に1・2回することは『習慣』とは呼べず、それは『義務』だということです。(義務ではなかなか継続することは難しいですね。)
ただ、習慣として記事を書き続ければ優れた文章になるというわけではなく、『アン・ハンドリー』氏は、文章を書くときに次のことを心掛けて書けばいいとアドバイスしています。
『顧客への共感がすべてのコンテンツの土台でなければならない。』
優れたコンテンツは、書き手ではなく読者の役に立つものでなければならないということで、書き手の身勝手は許されないということです。それを読んだ読者が持つかも知れない疑問を予想し、それに答えるというまさに『共感力』が試されるわけです。
書いたものを読んでくれる人たちと同じ気持ちになり、彼らの問題を深く理解することが、あなたのライティング技術を磨く鍵となるのです。
それでは人々が必要としていることを理解するにはどうしたらよいでしょうか!?
あなたは、さまざまな『分析ツール』を使って、サイトを訪れた人の数や、アクセス方法を入手しているかも知れませんが、それだけでは顧客のことを本当に理解するのは難しいでしょう。
寄せられたコメントや疑問、ときには『Yahoo知恵袋』などを使って生の声を聴くことが大事です。
『アン・ハンドリー』氏からのアドバイスをもうひとつ。
『読者にあなたの書いたものを読み続けてもらうための最善の方法は、あなたについてではなく、彼ら(読者)について話すことだ。』『そのためには、彼らが誰なのわかっていなければならない』
コンテンツ(記事)の書き直しはクリエイティブで楽しい作業!
私もそうですが、1度投稿した記事を書きなおすのは億劫な作業ではないでしょか?
時々、記事を見返して誤字脱字や意味が通じない箇所を修正する程度です。
ところが、『アン・ハンドリー』氏は、このコンテンツのリライト(書き直し)は『クリエイティブで楽しい作業』と言っています。
彼女の『リライト作業』というのはどんなものでしょうか!? なぜ、それは楽しい作業なのでしょうか!?
リライト作業というのは、当然ですが、まず、『第一稿』(テイク1)があっての話ですね。
彼女は、この『第一稿』のことを『見苦しい第一稿』と呼んでいます。
最初から完璧なものを望んで手が止まってしまうぐらいなら、何でも思いついたままに書き始めた方がいいということです。もちろん、彼女特有の2段階のリライト作業があるというのが前提です。
『アン・ハンドリー』氏のコンテンツのリライト作業は、ちょっと違います。それは、次の2段階の作業にわかれています。
そして、重要なのが『第一稿』を一晩寝かすということです。自分の原稿から距離を置くというのです。
その方が、あなたも原稿もクールダウンできるからです。
最初のリライト作業は、文章全体が何を主張しているのか明快に伝わっているかのチェックをします。特に冒頭で主題が述べられているかなど、特に文章全体に集中することです。ここで大事なのは、完全に読者の目線で文章を読んでみるということです。
そして、2段階めのリライト作業は冗長な表現は排除して端的な言葉に言い換える作業です。リズミカルで読みやすい文章になっているか注意することです。
ここで、あなたは気が付いたかも知れませんが、書き直し作業といっても文法のチェックや誤字脱字のチェックをするわけではないということです。
文法チェックや誤字脱字のチェックは、他の人に頼んでもできる作業ですが、その記事があなたの主張がしっかりと読者に伝わっているかどうかはあなたにしかチェックできないからです。
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