アーティスト別にお届けしている「おすすめランキング」今回は、”10cc”のかっこよくて、いかしたロック・ミュージック特集をお送りしたいと思います。
第10位:”Iceberg”
アルバム”How Dare You”の収録曲です。
このアルバムは”10cc”が分裂する前の”Lol Creme” と “Kevin Godley”が在籍していた最後のアルバムです。
“10cc”のオリジナルメンバーによる最高傑作です。
この曲には、様々な効果音が巧みに使われています。
曲のエンディングには、”Iceberg”(氷山)に紛れ込んだ”Walrus”(セイウチ)らしき動物の鳴き声が収録されています。
また、アルバムのクレジットに”Eric Stewart”:lead vocal, lead guitar,Levi zipという表記があります。
“Levi zip”とは、”Eric Stewart”が、曲中に、「リーバイス」のジーンズのファスナーを”ジーィッ”と下げおろした音を指しています。
第9位:”You’ve Got a Cold”
アルバム”Deceptive Bends”の収録曲です。
愛をテーマにしたアルバム”Deceptive Bends”の中にあってひときわ存在感を発揮している力強いナンバーです。
第8位:”Art For Art’s Sake”
再び、アルバム”How Dare You”からの一曲です。
ベースギターの強烈な音でグイグイと引き込まれていく曲です。
邦題は『芸術こそ我が命』ですが、”Art For Art’s Sake”の後に”Money for God’s sake”『後生だからお金をくれ~』と言っているあたりは芸術の商業主義化を痛烈に批判している作品と言えます。
第7位:”Rubber Bullets”
“10cc”のデビュー・アルバムでセルフ・タイトルの”10cc”の収録曲です。
アルバム・ジャケットのデザインは、メンバーの”Lol Creme”と”Kevin Godley”がアート・スクール出身ということで、バンド名をアート作品のようにかたどったものを使用しています。
デビュー・アルバムは、”The Beatles”のパロディーなどコミカルな作品が多く含まれています。
この”Rubber Bullets”は、”The Beatles”の”Oh! Darling”のパロディーで有名な”Donna”と並んで初期”10cc”の代表曲です。
第6位:”From Rochdale To Ocho Rios”
アルバム”Bloody Tourist”の収録曲です。
このアルバムは”10cc”が分裂した後に作成されたアルバム”Deceptive Bends”に次ぐアルバムです。
アルバム収録中の各曲のクオリティーの高さが特徴で特におすすめしたいアルバムです。
旅がテーマの”Bloody Tourist”の中にあって、世界を飛び回るようすが描かれた楽しい作品です。
“Jumbo Jet”の旅に必要なのは「おろしたてのパジャマ」だけというお気軽な旅です。
第5位:”The Wall Street Shuffle”
アルバム”Sheet Music”の収録曲です。
このアルバムは”10cc”のセカンド・アルバムで、前作デビュー・アルバムのパロディー色を若干薄めながら徐々に正統派ロックの道を歩み始めた作品です。
この”The Wall Street Shuffle”から、メイン・ボーカルにあの名曲”I’m Not in Love”でボーカルを担当した”Eric Stewart”を起用するケースが増えてきました。
第4位:”Dreadlock Holiday”
アルバム”Bloody Tourist”の収録曲です。
アルバム”Bloody Tourist”のオープニング・ナンバーでレゲエのリズムを取り入れた作品です。
小気味のよいギターのカッティングの音が耳に心地よい一曲です。
第3位:”The Second Sitting For The Last Supper”
アルバム”The Original Soundtrack”の収録曲です。
このアルバムは映画好きの”Lol Creme” と “Kevin Godley”が架空の映画のサウンドトラック盤仕立てのアルバムに仕上げたものです。
あの名曲”I’m Not in Love”が収録されています。
邦題は、そのまんまの『2度目の最後の晩餐』です。
第2位:”Rock’N’Roll Lullaby”
アルバム”How Dare You”の収録曲です。
まさに、この特集にふさわしい”Rock’N’Roll”の冠名を付した作品です。
ただ、”Lullaby”とあるように曲調は甘美なメロディーが漂う健やかな曲です。
第1位:”Life Is A Minestrone”
アルバム”The Original Soundtrack”の収録曲です。
“Life Is A Minestrone”『人生は野菜スープ』。
かつて、人生をこのように形容したアーティストはいたでしょうか。
人生は、悲喜こもごも、いろんなものが混ぜ合わされてできているということでしょうか。
ちなみに、”10cc”の言葉を借りるならば、”Death is a Cold Lasagne”「死とは、冷たいラザーニャ」ということになります。
『死』とはそれほど味気ないものということでしょうか。
『人生も冷めないうちにどうぞ・・・』というメッセージと受け取っておきます。
Spotify プレイリストで聴いてみましょう(^^♪
下記の画面から再生ボタンをタップするとSpotifyのプレイリストでご紹介した曲を聴くことができます。
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