ロック・ミュージックでも、バイオリンの音色が加わるとぐっと格調高くなりますね。
美しいバイオリンの音色は、曲全体を心地よいものにしてくれます。
今回は、ぐっと楽曲の芸術的価値が高まる美しいバイオリンの音色が聴ける曲を集めてみました。
“The Corrs: Only When I Sleep”
メンバーにバイオリン担当(長女の”Sharon Corr”)がいるほど、このバンド(”The Corrs”)には、欠かせない楽器です。
この曲”Only When I Sleep”は、アルバム”Talk on Corners”のオープニング・ナンバーで、ケルト音楽とモダン・ミュージックの融合を得意とする”The Corrs”の魅力を十二分に発揮しています。
三女の”Andrea Corr”のティン・ホイッスルがバイオリンとともにアイルランドの音楽を巧みに表現しています。
“Oasis: Whatever”
ミニ・アルバムのタイトルも同一の”Whatever”に収録されている曲です。
この時代(アルバム”What’s the Story Morning Glory”の頃)の”Oasis”の曲には、”Cast No Shadow”や、”Champagne Supernova”など、ストリングスを取り入れたものが多くあります。あの名曲”Wonderwall”にも、チェロの音が効果的に使われています。
この曲”Whatever”は、いきなりバイオリンの前奏から始まり、美しい曲想が暗示されます。エンディングの重厚な音は、”The Beates”の”A Day in the Life”(アルバム”Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”に収録)を思い出します。
“Dexy’s Midnight Runners: Come on Eileen”
アルバム”Too Rye Aye”に収録されている曲で、アルバム・タイトルの”Too Rye Aye”は、この曲”Come on Eileen”の歌詞の中にもでてきます。
カントリー・ミュージックのアーティスト”Shania Twian”の本名は、”Eilleen Regina Edwards”(アイリーン・レジーナ・エドワーズ)で、自分に呼び掛けるときは、”Come on Eilleen!”というようです。
“City Boy: Violin”
曲名はずばり”Violin”、”City Boy”のアルバム”Dinner at the Ritz”に収録されている曲です。
前奏のストリングスの美しさからして際立っています。
エンディング近くのバイオリンのソロ演奏や、バックで支えるストリングスの構成は、もはやロック・ミュージックの域を超えています。
間違いなく、アルバム”Dinner at the Ritz”の「メイン・ディッシュ」です。
“The Who: Baba O’Riley”
1971年にリリースされたアルバム”Who’s Next”に収録されていた曲ですが、ロック・ミュージックにバイオリンを取り入れた先駆けともいえるのではないでしょうか。
シンセサイザーもいち早く取り入れ、アルバム”Tommy”では、”Queen”よりも前に、「ロック・オペラ」なる概念を作り上げるるなど先駆的な取り組みは目を見張るものがあります。
“The Rolling Stones: Angie”
言わずと知れた”The Rolling Stones”の名曲ですが、バイオリンが使われていたという印象はないと思うひとが多いのではないでしょうか。
アコースティック・ギターの音が印象的で、曲の後半部分で使われているバイオリンの音色に気が付かなかったのではないかと思います。
収録されているアルバムは、”Goats Head Soup”(邦題は、「山羊の頭のスープ」・・・そのまんまじゃん)で、当時アルバム・ジャケットの見開きのページに、そのスープの写真が掲載されていて、そのおかげで私は今でも山羊を見るたびにスープを思い出してしまいます。
“Swing Out Sister: Notgonnachange”
アルバム”Get in Touch With Yourself”の収録曲で、おしゃれな”Swing Out Sister”のサウンドとストリングスの音色がよくマッチしています。
Spotify プレイリストで聴いてみましょう(^^♪
下記の画面から再生ボタンをタップするとSpotifyのプレイリストでご紹介した曲を聴くことができます。
コメント