大変だと思っていた子育てが一段落して、やっと夫婦ふたりだけの暮らしになりました。子どもが独立する前は、夫婦で揃って旅行に出掛けようという思いはありましたが、いざ、夫婦ふたりだけの暮らしになると、旅行どころかふたりでショッピングに行くわけでもなく、一日中家にいるご主人を見て憂鬱になる奥さまも多いと聞きます。
子育てで忙しく毎日を過ごしていたときは、この生活が永遠に続くと思っていましたが、意外と子どもが成長をするのは早く気がついてみたら夫婦ふたりだけの生活が始まっていたという感覚ではないでしょうか。
子どもが独立してから夫婦ふたりだけの生活は子育て期間以上に長いものです。この期間をストレスを抱えながら憂鬱にすごすのと、毎日楽しく暮らすのでは雲泥の差です。では、子どもが独立してから夫婦ふたりだけの暮らしを充実してすごすにはどうしたらよいのでしょうか。
子ども独立後、夫婦ふたりの会話もなく憂鬱
ところで、子どもが独立するというのは、どのタイミングのことをいうのでしょうか!?
例えば、就職して自分で稼ぐようになったときでしょうか。このときの独立を『経済的な独立』と呼ぶことにしましょう。また、大学等の進学で親と別居するときのことをいうのでしょうか?これを『生活の独立』と定義すると、実際に夫婦ふたりだけの生活が始まるのは、子どもの『生活の独立』からです。
私たち夫婦の場合は、子どもが3人いて、一番下の長女が高校を卒業して親元から離れて大学で一人暮らしを始めたのが、私たち夫婦がともに50歳のときでした。意外と早く夫婦ふたりだけの暮らしが始まったわけです。
よく子どもが独立して、夫婦ふたりだけの暮らしが始まると、夫婦の会話が減り一緒にいるとストレスを感じるようになるという意見を聞きますが、50歳からそんな調子では辛いですよね。ところで、夫婦の会話が減ったというのは実は気のせいで、子どもがいた頃から夫婦の会話はそれほど多くなかったかも知れませんね。ただ、子どもがいることでなんとなく家族の間で多くの会話が交わされていたと思っていただけなのかも知れません。
それでも、家の中に夫婦ふたりだけしかいなくて、唯一の同居人との会話がないのでは息苦しさやストレスを感じるでしょうし、確かに憂鬱な気分になりますね。
子ども独立後、夫婦ふたり暮らし家事の分担は?~2人分の食事を作るのが憂鬱!
子どもが独立して、夫婦ふたり暮らしが始まって奥さまが憂鬱なのは家事、とりわけ食事の支度ではないでしょうか。子どもが独立する寸前というのは、たいてい食べ盛りの年頃なので、奥さまも気合を入れて食事の支度をしたと思います。
ところが、ご主人と二人だけの暮らしになって、普段会話もしないぐらいですから、美味しいとも言ってもらえないひとのために食事の支度をするのは憂鬱なことかも知れません。
ただ、子どもが独立したからといって、ただちにご主人が働かなくなるということはありませんよね。今後、公的年金の受給開始年齢が65歳になったことで、多くのひとは65歳まで働く必要があります。
私たち夫婦も子どもが独立してしばらくは、私も正社員として働いていましたから、仕事はこれまでとまったく同じで、毎週末、妻と出かけていました。もう子どもたちが独立しているので、出かけても妻は夕飯の支度をする必要もなく(妻が夕飯の支度をすることが前提で、こういう考えはいけませんね)、夜遅く帰宅することもありました。これを私たちは『不良夫婦』と呼んでいました。
毎週末に妻とふたりだけで出掛けるのは老後のことだと思っていたので、『老夫婦、今日もどこかに出かけているね』と言い合っていましたが、まだ50歳の夫婦のことです。子どもが独立して、まだ親が正社員として働いているうちは、収入もそこそこあり休日のレジャーにもお金をかけられるとても充実した日々だと思います。週5日頑張って働くからこそ、週末の休みがありがたいのだと感じます。
妻とふたりで出かけるときは、たいてい外食(スーパーやコンビニ、最近ではレストランのテイクアウト)しますが、最大のメリットは妻が食事の支度や片付けをしなくてもいいことです(また、妻が片付けまですることが前提となっていますね。いけませんね。)。
子育て中は、ファーストフード店へ行ったり、コンビニで弁当を買うことはほとんどありませんでしたから、ここでも『不良夫婦』ぶりを発揮しています。
子ども独立後、夫婦ふたり暮らし〜夫が一日中家にいるのが憂鬱!
それでも、子どもが独立してもご主人が働いているうちはいいのですが、定年を迎えて仕事に行かなくてもよくなったときに、奥さまの憂鬱が深まります。
子どもが独立する前は、夫婦ふたりで旅行に行くのを楽しみにしていたはずなのに、旅行どころかショッピングにも一緒に行かないといった声をよく聞きます。また、旅行好きのご主人も元職場の友人や趣味の集まりで自分ひとりだけ旅行に行くことを不満に思っている奥さまもいらっしゃいます。
私たち夫婦は毎週末、一緒に出かけているので、よその夫婦もきっと同じように出かけているのかと思っていましたが、そうでもないみたいですね。
別に、子どもが独立したら、夫婦ふたりで一緒に出かけましょう!とは言いませんが、一緒に出かけたくても、出かけられないのは残念です。
ただ、私たち夫婦も毎週末、旅行に出かけているわけではありません。そんなことしたら、レジャー費で家計を圧迫しますよね。では、どこに出かけているかたと言えば、一緒に散歩できるような自然豊かな大規模公園です。たいていは入場料が無料の公園です。私たちが住んでいる静岡県の西部地区は車がなくてはどこへも行けないようなところなので、行楽は必ず車ですがたいていの公園は駐車場ももちろん無料です。
たいてい行く公園はこんなところです。きっとあなたのお住まいの近くにもこんな公園があると思います。
公園に行った後は、ここからは私たち夫婦の特徴ですが、会員制リゾートホテルですごします(ときには、会員制リゾートホテルで一日中すごします。
『会員制リゾートホテルなんて、お金がかかるんじゃない!?』とか、『旅行じゃないとか言っておきながら、やっぱりホテルなんだから宿泊するんでしょ!』と思われたかも知れませんが、そんなことはありません。どんなすごし方をするのか下の記事をみてください。
>夫婦ふたりで予算3,000円!会員制リゾートで一日楽しめる!?
子ども独立後、夫婦ふたり暮らし共通の趣味もなく一緒にいるのが憂鬱!
子どもが独立しても、夫婦ふたりに共通する趣味があれば、一緒にいても楽しいのにと思っている方もいるでしょう。しかし、例え夫婦といえでも趣味が同じというひとたちばかりではないでしょう。
私たち夫婦も別に共通の趣味があったわけではありません。ただ、毎週末一緒に出かけていると、『今日は何する!?』とドライブの行程中やランチのレストランで話し合っているうちに興味があることについてお互い焦点があたっていくことなります。
ふたりで公園を散歩しているときに私はスマホアプリ『ポケモンGo』をやっていましたが、妻は『せっかく景色のいいところに来ているのに、ポケモンなんかやっていないで、花や景色を見たら!』と言っていましたが、今では妻も一緒にポケモンGoをやっています。ポケモンGoは、外にでて歩かなければいけないゲームなので健康のためにもよいと思います。
その他、妻と一緒に夢中になっているスマホのゲームは『Toon Blast』です。いわゆるパズル系のゲームですが、頭を使うのでボケ防止にもいいです。この手のゲームによくある『チーム』を編成していて、私はそのチームのチームリーダーです。最初は妻とふたりだけのチームでしたが、今ではチーム定員50名の大所帯のチームになっています。
子どもたちが、まだ幼い頃はゲームに夢中になってなかなか勉強しないと怒っていた教育熱心な夫婦でしたが、今では夫婦してゲームに入り浸っています。
本当に、子どもが独立して夫婦だけになった生活は楽しいです!!
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