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市街地から奥浜名湖郊外への移転
遠州地区にも、パスタ店はたくさんありますが、このお店【Spaghetti Speciale gigio】「スパゲティ スペチアーレ ジージョ」ほど、本格的なパスタが食べられるお店はそうはないでしょう。
(ただ難点は、お店の名前が言いにくいことです。)
昨今、スパゲッティを「パスタ」と呼ぶことが多い中で、堂々と「スパゲッティ」と名乗っているところが潔いです。
2017年4月に浜松市街地から移転して奥浜名湖で現在の店舗をオープンしましたが立地条件などお構いなしに常連客はどこにオープンしようがこの味を求めてどこまでもついていきます。
(移転前の店舗名は、「TRATTORIA GIGIO(トラットリア・ジージョ)」で、今よりもさらに覚えにくい名前で、妻と店の名前を呼ぶときは、「トラット・・・」とフェードアウトしていました。)
ルノアールの絵皿の粋な演出
今日も本格的なスパゲッティを食べたくて、私たち夫婦が住む掛川市から車を走らせて奥浜名湖まで出かけました。いつも、開店(12:00~)前から常連さんが駐車場に車を止めているのですが、今日は予定より早くお店に着いてしまい30分も待たなければと思ったところ、たまたま今日は11:30からオープンしていたので、待たずにテーブル席に案内されました。
(ホームページにあるように基本はランチタイムは12:00からです。)
テーブル席には、「ルノアール」の『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』の絵皿が置かれていてセンスの良さを感じました。(現在は異なる絵皿を使用しています)
モッツァレラチーズも添えらたあさりの風味のスープ
ここのスパゲッティはランチタイムは、スープとサラダがつきます。
本日のスープはあさりの出汁を使ったスープで、モッツァレラチーズが入っていました。
まずは、スープのカップの底に鎮座しているモッツァレラチーズをかき回さずにあさりの出汁を味わってみました。ほのかに、ジンジャーの香りがする上品な味わいでした。
次にモッツァレラチーズと中の具きのこを合わせていただきました。
サラダは地産地消のやさしい野菜の味
サラダは「地産地消にこだわり地元の新鮮な食材を使い、やさしい自然な味の品を提供する」というコンセプト通り、野菜本来の味を楽しむことができました。
さつまいもが添えられ、キュウリが芸術的にカットされ、トマトも皮が丁寧にむかれていました。
ドレッシングはイタリアンのサワークリームで、あくまでも野菜が主役という優しさを感じました。
さらに、野菜だけではなく「サラダチキン」も添えられ、スープもそうでしたが、スパゲッティのおまけについてくるサラダのクオリティを完全に超えています。
サラダの皿は透明で、下の絵皿が浮き出てくるというおしゃれな演出がされていました。
(そのとき初めて、この絵皿はこのように使うんだなと感心しました。)
メインディッシュのスパゲッティ
さて、いよいよメインのスパゲッティですが、私は無類のニンニク好きですので季節限定の「ニンニクたっぷりのトマトソース」のスパゲッティを注文しました。
(季節限定に弱い私は前回は、アオリイカのスパゲッティを注文しました。)
このニンニクも浜松市西区庄内町でとれたニンニクを使っているようで、地産地消の精神はスパゲッティでも発揮されているようです。すりおろしたニンニクとスライスしたニンニクの両方が楽しめるニンニク好きにはたまらない一品でした。
ニンニクの好きの私は普段、ニンニクの香りをより楽しめるオイル系のスパゲッティを注文するのですが、こんなにニンニクと相性のいいトマトソースはないと思いました。トマトソースの酸味をおさえた味はニンニクのうまさを最大限引き出していました。
妻は大好きなオムレツがのった「スパゲッティポモドーロ(トマトソース)」を注文しました。
基本、このひとは自分が前に何を食べたか頓着のないひとで、今自分が食べたいものを純粋に注文するので(それが本当の幸せなのかも知れませんが)、前回着たときも「スパゲッティポモドーロ(トマトソース)」を注文したことを覚えていません。
(この本能はときには周りのひとに害を及ぼすことがあります。基本的に目の前にある美味しそうなものを食べるので、他人が買ったものを知らない間に食べていることがあります。もちろん本能なので悪気はありません。)
それでも、「トマトソースのスパゲッティ」と、「オムレツ」とトマトソースがかかったオムレツのそれぞれを楽しめてご満悦の様子でした。
デザートはもうひとつのメインディッシュ
デザートは本日の2度めのメインディッシュという感じで、タイトルは「桃のコンフォートとココナッツミルクのスープ仕立て」という一品でした。スープはもちろんこの時期に合わせた冷製スープです。
おまけに桃好きの私の心を見透かしているかのような心憎い配慮です。
デザート用のスプーンも冷やしてあるのはお店の心地よい気づかいです。
デザードと一緒に注文したコーヒーは、スマトラ産「マンデリンコーヒー豆」を自家焙煎した「文学座珈琲」です。
お持ち帰りで本格的なピッツァをご家庭でも
お土産に、ピッツァを購入しました。
今回は、「バジルのピッツァ」を購入しました。
その他にも「マルゲリータ」のピッツァがあります。
家でも、本格的なピッツァが楽しめるありがたいお土産です。
後日、家でオーブントースターで焼いて食べました。
5分間、焼いただけで、モッツァレラチーズがほどよく溶けて濃厚な味になりました。
モッツァレラチーズとバジルの相性は抜群です。
こんなに本格的なピッツァが家庭で食べられるなんて感激です。
モッツァレラチーズという食材は、普段ぼーっとしていますが、加熱することによって俄然やる気を出しますね。
まとめ
・【Spaghetti Speciale gigio】は2017年4月に浜松市街地から奥浜名湖へ移転しました。
・ランチタイムのスパゲッティには、スープとサラダがつきます。
・メインディッシュのスパゲッティはオムレツがのった「スパゲッティポモドーロ(トマトソース)」をはじめ定番メニューに加え、季節限定のスパゲッティがあります。
・デザートはもうひとつのメインディッシュと呼べるほどの本格的な一品です。
・コーヒーは、スマトラ産「マンデリンコーヒー豆」を自家焙煎です。
・お土産用にピッツァを持ち帰れば、お家で本格的なピッツァが楽しまます。
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