リゾートホテル健康セミナー『あなたの血管は大丈夫?』&動脈硬化性疾患発症予防アプリ

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2024年6月16日(日)に静岡県の浜名湖湖畔にあるリゾートホテル『浜名湖レークサイド』にて、『たかしま内科クリニック』院長である『高島浩明』先生によるセミナーが行われました。

講演のタイトルは『あなたの血管は大丈夫?~健康診断から知る血管の老いとその予防』です。

毎年の健康診断で『高血圧』や『高血糖』、『コレステロールや中性脂肪』が多めの『脂質異常』と診断される人も多いのではないでしょうか。

これらの生活習慣病は痛みを感じることもないので、健康診断で指摘されてもそのままほったらかしという人も多いと思います。

講演の中で『動脈硬化性疾患発症予防アプリ』の『これりすくん』も紹介されましたので、そちらの情報もお伝えしながら講演の模様を見ていきましょう(^^♪

健康長寿のために血管を守らないと

最近『健康寿命』という言葉をよく聞くようになってきましたが、高齢化社会を迎え国の医療費も切迫するなかで政府としても『循環器系の疾患』を予防することが緊急の課題であると認識しているようです。

そんな中でも、『日本循環器学会』では『日本脳卒中学会』と協力し、脳卒中・循環器病克服5カ年計画を策定し、『Stop CVD! (Stop Cerebral Cardiovascular Disease(脳心血管病))』なるスローガンを掲げて、国民の健康寿命の促進を目指しています。

『脳心血管病』は日本人の死因の上位を占める疾患であるためを通して、国民の健康寿命の促進を目指しております。それらの病気を引き起こすといわれる『動脈硬化』を予防する取り組みは大変重要だといえます。

頸動脈硬化を診る頸動脈エコー

『高島浩明』先生の今回の講演では『頸動脈硬化』の進行具合を診断する『頸動脈エコー』なる医療機器が紹介されました。

この機械は『高島浩明』先生が院長を務める『たかしま内科クリニック』にも導入されている機械で、断層撮影された画像によって、血管壁の厚さと血管の内側の状態がわかります。

この機械は、血管の壁にこびりついたプラーク部分の面積と、血液の流れる部分の面積の比率を計算し、どの程度動脈硬化が進行しているかがわかります。

血液の流れる面積が減るということはそれだけ、心臓から体内に送る力が必要になるということで高血圧の原因にもなりますし、カラダへの負担も大きいと思います。

こちらの『頸動脈エコー』は『カテーテル治療』のようにカラダに針を刺すこともなく寝たまま診断ができるという利点もあります。

『動脈硬化性疾患発症予防アプリ』の『これりすくん』

動脈硬化は、循環器系の病気の発症につながる恐いものだという認識は誰もが持っていると思いますが、健康診断の値を聞いて実際どうしたらいいのかわからない人も多くいるのではないでしょうか。

かくいう私も毎年の健康診断では毎年『コレステロールが高い』と診断されているのですが、『油っぽい食事は避けよう』とか『なるべくウォーキング』をしようと思っているだけでなかなか効果的な手は打てていません。

『高島浩明』先生がおっしゃるには、単に『中性脂肪』や『HDLコレステロール』、『LDLコレステロール』の値がどうであるかというよりも、『身長・体重』、『血圧』や『血糖値』、『既往症』や『喫煙などの生活習慣』など総合的な要因を踏まえて一人一人にあった適正値を知って管理することが重要であるとのことです。

それには、『日本脈硬化学会』が『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』に基づいて作成された『動脈硬化性疾患発症予防アプリ』の『これりすくん』が有効です。

『これりすくん』は、あなたの『年齢』、『血圧値』、『コレステロール値』、『既往症』などを入力することによってあなたの動脈硬化性疾患の発症リスクを調べることができます。

私もさっそく『これりすくん』にデータを入力して『発症リスク』を計算してみました。

私の場合はコレステロール値、特に『LDLコレステロール』が”175″と異常に高いため心配していましたが、やや細めで血圧も上(最高血圧)が”102″と低いため総合判定は『中リスク』でした。

『中リスク』というのは同年齢、同性で最もリスクの低い人に比べては発症確率が”1.5″倍というものです。

ぜひ、あなたも『これりすくん』であなたの『動脈硬化性疾患』の『発症リスク』を調べてみましょう。

心血管病にならないための8つの心がけ

講演の最後は、『米国心臓協会(AHA)』が2024年6月に発表した『心血管健康指標8項目』いわゆる『Life Essential 8』を紹介して締めくくられました。

『これりすくん』であなたの『動脈硬化性疾患』の『発症リスク』がわかったら、『動脈硬化』を予防するためにも、『心血管健康指標8項目』を参考にして健康長寿をめざしましょう。

『心血管健康指標8項目』を順にみていくと、『Sleep』十分な睡眠、質の高い睡眠、『Nicotine Exposure』禁煙、おなじみの『血圧』、『コレステロール値』、『血糖値』、『食事』、『体重』、『運動』ですね。

ただ、『Diet』とあるのは、いわゆる若い女性が懸命に行っているやせるための『ダイエット』とは別物です。本来の『Diet』の意味は『適切な食事』という意味ですから。

『バランスの取れた食事を適量にとる』というのが理想だと思います。

そういう意味では本日の健康セミナーの前に食べたホテルの『ランチバイキング』は反省する点が多々あったと思います。だって美味しんだもぉん(^^♪

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