水分の摂りすぎにも注意!『食養生セミナー【水編】』

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以前、食と健康を考える『食養生』セミナーの概要編で、『健康のための基本5項目』が大事だというお話をさせていただきましたが、今回は基本5項目のひとつ『水』編についてお話したいと思います。最近の健康法に朝起きたらコップ1杯の水を飲みましょうとか、白湯を1日2リットル以上飲みましょうというものをみかけますが、水分の取りすぎには思わぬ落とし穴があります。『食養生』の観点から理想的な『水』の取り方について見ていきましょう。

古来より『日本食』は食事だけで十分な水分を摂取することができた!

奥浜名湖のリゾートホテルで開催された『食養生』セミナーの講師は『星野リゾート』滞在型の体質改善プログラムを手掛けた食事療養士の『辻野将之』先生です。

辻野先生は、『食養生』を考える上で大切な要素に『健康のための基本5項目』をあげています。ピラミッド型をしていますが、ピラミッドの下にある項目ほど重要な項目となっています。今回のテーマである『水』は食養生では『食』よりも重要な項目と位置付けられています。

出典:https://note.com/paraworks/n/n6f3961473d4c

現代の日本の食卓は『フライパン文化』!

私たちのカラダは60%が水分でできていて、『水』なしでは生きられないことは明らかです。最近の健康法では、『1日で2リットルの水分』を取りましょうと水分をたくさん摂ることを奨励していることが多いですが、これは日本人の食生活の欧米化とも関係があるような気がします。

講師の辻野先生が言うには、『ごはんに、豆腐とわかめの味噌汁、大根と里芋の煮物、焼き鮭、かぶの糠漬けという典型的な日本の食事の場合、約70%が水』だということです。日本の食事は煮物や汁ものが多い鍋文化なのだそうです。

しかし、欧米のようにフライパン文化の食事では、食べ物は焼くことで水分がとび、パンも米に比べて水分が少ないため、食事以外で水分を摂る必要がでてきます。日本の食事事情も欧米化が進んできたため、食事以外でも摂取しなければならない水の量が増えてきたと思います。

フライパン文化

水にも『身土不二』の観点が大事!

水道水には『水道法』によって、1リットルあたり0.1ミリリットル以上の『塩素』を含むことが義務付けられています。塩素は細菌の繁殖を防いでくれますが、一方で発がん性物質の『トリハロメタン』が含まれていることが問題となり、今では水道の水を飲むひとはあまりいないと思います。

ミネラルウォーター

そこで、もてはやされているのが『ミネラルウォーター』ですが、このミネラルウォーターにも『身土不二』の観点から理想的なのは生まれそだったその土地の水を飲むことです。海外のミネラルウォーターが健康にいいからといっても、その土地に住んでいるひとの健康にいいだけで、日本人の体質に合っているとは限らないからです。

水の摂りすぎに注意!

食事の欧米化や運動不足などにより生活習慣病が懸念される今日、水分を多くとって『サラサラの血液』をめざしたいという気持ちはわかりますが、一度に大量の水を飲むことによる様々な弊害があります。

一度に大量の水を飲むと、カラダに十分な水分が吸収されないばかりか、カラダに必要なミネラルを排出してしまう危険があります。また、食事前や食事中に大量の水を飲むと消化酵素が薄まってしまい、消化吸収に支障をきたす恐れがあります。

水分の摂りすぎ

さらに、カラダに水が溜まる東洋医学でいうところの『水毒』という症状を引き起こすこともあります。水毒は、カラダが重くなったり、手足がむくんだり、頭痛の原因にもなります。これを防止するには適量の水分を摂ることによって血液の流れを改善して老廃物をカラダの外に排出することが大切になってきます。

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