投資信託の商品ラインナップについて、ご説明します。
投資信託の投資対象として、「国内債券」、「国内株式」、「国内不動産」、「海外債券」、「海外株式」、「海外不動産」といくつかの商品カテゴリーに分類されていましたが、複数の商品カテゴリーに分散して投資されるのが、「ばらんす型投資信託」です。
ひとつの投資信託商品で分散投資を
「国内債券」から「海外リート」まで、様々な商品カテゴリーの投資信託をみてきましたが、複数の商品カテゴリーをひとつのファンドにパッケージ化した投資信託を、「ばらんす型投資信託」と言ったりします。
「ばらんす型投資信託」のねらいは、ずばり、「分散投資」です。
どのようにリスクを分散しているのかは、そのファンドの投資対象をみればわかります。
例えば、郵便局で販売している「JP日米バランスファンド(JP投信)」は、日本の債券、日本の株式、アメリカの債券、アメリカの株式を投資対象としています。
実際のばらんす型商品にはどのようなものがあるか
日米の債券・株式に分散投資していますので、日本円とアメリカドルの為替レートの変動によるリスクを緩衝する役割があります。
また、債券と株式は、金利の変動において、逆の動きをします(金利が上がると、債券価格は下落します。金利が上がると、株価は下落します。)。
日米の債券と株式に分散投資するということは、為替レートの変動リスクと金利の変動リスクの両方に対応することになります。
ちなみに、上記ファンドの運用会社の「JP投信株式会社」は、日本郵政グループにおける資産運用会社で、ゆうちょ銀行45%、日本郵便5%、三井住友信託銀行30%、野村ホールディングス20%の割合で共同出資されて誕生した会社です。
また、郵便局で取り扱っているばらんす型投資信託でよく売れている投資信託に「野村世界6資産分散投信(野村アセットマネジメント)」があります。
郵便局で投資信託を販売しはじめた頃から、売り出されている商品で、ここでいう「6資産」とは、「国内債券」、「海外債券」、「国内株式」、「海外株式」、「国内リート」、「海外リート」を指します。
ひとつのファンドで、すべての商品カテゴリーを網羅しています。
コメント