アーティスト別にお届けしている「おすすめランキング」、今回のアーティストは、”Blondie”(ブロンディ)です。
パンク・ロックから始まり、”Call Me”では、ディスコ・ミュージック、レゲエやラップなど他ジャンルの音楽を取り入れ、時代のムーブメントを駆け抜けていた印象のある”Blondie”です。
あらゆるジャンルの音楽を取り入れても、自分たちの音に昇華させてしまうほどの驚異的なポップ・センスを持っています。
第10位:”Die Young Stay Pretty”
アルバム”Eat to the Beat”の収録曲です。
前作のアルバム”Parallel Lines”もそうですが、アルバム収録曲のほとんどが、シングル・カットできそうな名曲揃いです。
紅一点の”Deborah Harry”の容姿を売り物にしていた感のある”Blondie”でしたが、楽曲のクオリティーの高さも驚異的なものがあります。
この”Die Young Stay Pretty”は、私が初めてみた”Blondie”のPVで、MTVで、当時パンク・ロック特集で、”The Stranglers”(ストラングラーズ)の曲とともに流れていました。
今、思うとずいぶんメロディアスなパンク・ロックですね。
第9位:”Denis”
アルバム”Plastic Letters”に収録されている曲です。
恋人の名前”Denis”を繰り返すシンプルな曲調ですが、”Deborah Harry”の愛らしい歌声が、たまらなく可愛らしいので、それだけで十分です。
第8位:”T-Bird”
アルバム”Autoamerican”収録の隠れた名曲”T-Bird”です。
同時代の”Call Me”のような派手さはありませんが、リアルタイムで聴いたときにも、どこか懐かしい感じがした穏やかで好感のもてる楽曲です。
第7位:”Atomic”
再び、アルバム”Eat to the Beat”の収録曲です。
くどいようですが、本当に、いい曲がたくさん収録されているアルバムです。
また、収録されている楽曲も一本調子でなく、この”Atomic”に代表されるように個性的な作品が多いように思えます。
曲のテーマも社会性のある題材を扱っています。
第6位:”Union City Blue”
アルバム”Eat to the Beat”の収録曲です。
いい加減くどいですが、いい曲がたくさん収録されています。
“Dreaming”、”The Hardest Part”、”Slow Motion”、”Victor”もできればランク・インさせたかったです。
(”Blondie”だけ、ベスト20にしたいぐらいです。)
“Union City Blue”壮大で美しい楽曲です。
第5位:”The Tide Is High”
アルバム”Autoamerican”の収録曲です。
最初にこの曲を聴いたときには、”Blondie”の音も変わったなという印象しかありませんでしたが、後でこのリズムは「レゲエ」を基調としていることを知りました。
今までの”Blondie”にはない、穏やかな気分にさせてくれる好楽曲です。
第4位:”Sunday Girl”
アルバム”Parallel Lines”の収録曲です。
(余談ですが、考えてみれば当たり前ですが、平行線は、”Lines”と「複数形」なのですね。1本では平行線は作れませんからね。律儀ですね。この辺は、英語圏の人は絶対間違えませんね。)
このアルバムも次作のアルバム”Eat to the Beat”と同様、名曲が目白押しです。
“Sunday Girl”は、”Deborah Harry”が、軽々と歌っている爽やかな楽曲です。
第3位:”Picture This”
再び、アルバム”Parallel Lines”の収録曲です。
前奏のギターが爽やかで好感がもてます。特に、歌い始める直前のあのギターのフレーズがいいですね。
“Picture This”楽曲も秀逸で、曲の後半の”Deborah Harry”のしゃがれ声が効いています。
第2位:”Hanging On The Telephone”
名曲の量産アルバム”Parallel Lines”からの一曲です。
“Hanging On The Telephone”楽曲よし!、”Blondie”演奏よし!、”Deborah Harry”歌声よし!「よしが三つで、・・・」(静岡県人しかわからないローカルのCMになりそうでした。)
完全無欠のポップ・ソングです。
第1位:”Heart Of Glass”
なんの気なしに選んでいたら、上位4曲を、アルバム”Parallel Lines”の曲が独占してしまいました。
“Heart Of Glass”は、名実ともに、”Blondie”の代表曲です。
私の妻でも知っています。ちなみに、「この曲だれの曲かわかる?」と聞いてみたら、すかさず「Blendy!」と答えていました。
(「それは、今、私が飲んでいるアイス・コーヒーだよ。」とツッコミを入れておきました。)
楽曲のノリも、”Deborah Harry”のメイクのノリも最高潮に達しています。
聴くたびに、あの頃は良かった(なにが?)と思える曲です。
番外編
映画「アメリカン・ジゴロ」の主題歌として、大ヒットした”Call Me”です。
一応、”Giorgio Moroder”と”Deborah Harry”の共作とはなっていますが、”Giorgio Moroder”の作品を、”Deborah Harry”がただ歌っているだけという感じがするので、ランキング外とさせていただきました。
現在は、アルバム”Autoamerican”のボーナス・トラックとして収録されているようですが、私が当時買ったLPには、”Call Me”は収録されていませんでした。
コメント