リゾートホテルにまで行って『質素な食事』っていったい何やってんの!と思われるかも知れませんが、とっても贅沢な時間をすごすことができました。
みなさんは『質素な食事』というとどんな食事を思い浮かべますか!?
今回は宿泊セミナー『浜名湖養生生活』の体験についてのお話をしたいと思います。この体験談を聞けば、とっても豪華な質素な食事の意味がわかりますよ。
宿泊セミナー『浜名湖養生生活』体験レポート
奥浜名湖のリゾート施設で行われている『食養生』の宿泊セミナー『浜名湖養生』に妻とふたりで参加しました。
『浜名湖養生』とは・・
『浜名湖養生』というセミナーは東洋医学を基礎とした「食養生」の実践の場であり、身体の根本である「気の巡り」から整える「食養生」を浜名湖湖畔という絶好の養生環境で体感する宿泊型体質改善プランです。
セミナーの講師は、『星野リゾート』滞在型の体質改善プログラムを手掛けた食事療養士の『辻野将之』先生です。
講師の辻野先生から、東洋医学を基礎とした『食養生』の座学の講習を受け、呼吸法などの実践的な指導を受け、辻野先生のプロデュースのもとにつくられた料理をいっしょに味わう体験型のプランです。
『食養生×ハーブヨガ』のコラボ企画
『浜名湖養生』セミナーはこれまでに何度か開催されていたのですが、私たちが参加したときは特別に『食養生×ハーブヨガ』というコラボ企画の形で開催されていてとてもラッキーでした。
この宿泊セミナーは1泊2日(夕食と翌日の朝食に食事療法士の先生監修の食事がつきます)で開催され、1日目は『ハーブヨガ』のワークショップです。『ハーブ』と『ヨガ』なんてどちらも体にとてもよさそうな響きですね。
『ハーブヨガ』のセミナー講師はヨガセラピストの『佐藤倫子』先生です。佐藤先生は元テレビ局のアナウンサーだけあってとても綺麗な方で、2015年度国際ハーブヨガ協会『大地のハーブ賞』(優良講師)受賞やインド政府認定『シヴァナンダヨガ正式指導者』という輝かしい実績も残しています。
『ハーブヨガ』の座学の講義を聴いてから私たちが最初に取り組んだのは『ハーブボール』つくりです。ハーブボールは、身近な素材からつくることができるということで今回は『ゴマ』を使ってつくりました。その後は、自分たちでつくったハーブボールを使っての『ハーブヨガ』の実技です。普段の生活とは違った優雅でゆったりとした時間をすごすことができました。
『食養生』のお食事タイム~贅沢な質素な料理!
1日目のレッスンが終了し、ホテルのスパでくつろいだらいよいよ『浜名湖養生』セミナーのメインのお食事タイムです。
でもちょっとその前に『食養生』の座学のお時間です。
実は、私たち夫婦はこの宿泊セミナーを体験する前に今回の講師の辻野先生のセミナーは何回か受講させていただいております。そして、辻野先生の執筆した著書『からだと心を整える「食養生」』という本を全部読んでからこの宿泊セミナーに参加しています。
宿泊セミナーの前に参加した日帰りの『食養生』セミナーで先生の本を購入し、サインをいただきました。私たち夫婦は先生のファンというよりも信者と言った方が近いかも知れません。
何も足さないの意味!
最初に私がこの『浜名湖養生』の食事を『質素』と呼んだのは『何も足さない』『何も引かない』食材の『素』(そのまま)の力を引き出しているからです。
『何も足さない』というのは『食品添加物』を使っていないということです。もちろん調味料を使っていないという意味ではありません。ただ、その調味料でも本当に安全なもの、体にいいものというのは少ないです。
以前、辻野先生の『食養生セミナー』で、『醤油』のテイスティングをするという実験がありました。1ℓ百数十円の市販の醤油と国産有機大豆100%使用した醤油を商品ラベルをふせて当てるという実験です。調味料にそれほどこだわっていなかった私たち夫婦ははっきりとした違いを区別できませんでした。
しかし、このセミナーを機に妻は調味料には相当こだわるようになりました。
日本は食品添加物の表示基準に相当うるさいというイメージがありますが、実は欧米に比べて相当緩いということもこのセミナーで知りました。
また、食品添加物以外にも農薬などの化学肥料の問題があります。そして、野菜などの種にも遺伝子組み換えまでに至らないまでも、大手種苗メーカーによる人間にとって都合の良い人為的な改良がなされているということです。
何も引かないの意味!
ところでみなさんはお米を全部食べていますか。これはごはんを残さず食べていますかという意味ではありません。通常みなさんが召し上がっているごはんは『白米』だと思いますが、白米は『玄米』から、果皮、胚芽、ぬかを削り取ったもので、いわゆる『精米』したものです。白米が削り取った皮や胚芽、ぬかにはビタミンやミネラル、食物繊維といった、私たちの消化・代謝を助ける大事な栄養素がたっぷり詰まっています。食養生の精神からいうと食べ物は余すところなくそのままを食べた方がいいということです。
これは、りんごなどの果物や魚などにもいえます。丸ごと食べることの効用を説いています。
質素だけど贅沢!
効率重視でつくられた現代人の食事は、大事なものを引いたり、余計なものを足したりしてつくられています。食材そのままを丸ごと味わうというのは現代の食生活ではとても贅沢なことになってしまったように思えます。
また、食養生で大事なことは『身土不二』という考え方です。これは人間のカラダと食べ物をつくる大地はいったいであるべきだというものです。簡単にいうと『地産地消』です。人間は生まれ育った土地のものを食べるのがカラダにもっといいという考え方です。また、旬のものを食べるというのも同じようなことを意味します。
『食養生』の精神で選ばれた地元の食材を使ってリゾートホテルの一流のシェフが料理するので、とても贅沢な食事と言えます。
でもセミナー講師の辻野先生にいわせると『「食養生」といいながら「食」よりももっと大切なことがある』ということです。
食養生で『食』よりももっと大切なものがあるというお話はこちらから
まとめ
リゾートホテルで提供しているサービスの種類もずいぶんと変わってきました。豪華な食事をお腹いっぱい味わうような食事のスタイルから、『からだと心を整える』ような健康なくらしを提案す体験型リゾートのプログラミングを提供するようになってきました。健康でなければリゾートライフはもとより日常生活すら楽しむことはできないですからね。
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