まだ6月だというのに記録的な早さで梅雨が明け、名古屋では40度を記録しました。
こう暑いと食欲もわかないですね。
そこで今回は、これさへあれば暑い夏でも、ご飯がパクパクすすむ山形の郷土料理をご紹介します。
ご飯のお供『山形のだし』とは!?
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ご飯のお供である『山形のだし』とは、『山形県村山地方』の郷土料理のことです。
きゅうり、茄子、みゅうが、しそ、昆布などを細かく刻んで漬けたものですが、山に囲まれ高温多湿で暑さが厳しい山形県村山地方で考えられた暑さ対策の料理です。
私が『山形のだし』を初めて知ったのは奥浜名湖にあるリゾートホテルの夕食に出されたのがきっかけでした。
上の写真のご飯と味噌汁、お新香と一緒にだされたのが『山形のだし(写真奥右)』でした。
コース料理の締めとして出されたので、茶碗一杯のご飯を目の前にして『これは無理だな』と妻と顔を見合わせました。
それもそのはず、ご飯の前にたくさんご馳走を食べたからです。
ちなみにその時のコース料理のメニューはこんな感じでした↓
>会員制リゾートホテル~ある日のディナー
ホテルのレストランのホールスタッフの方が『ご飯に「山形のだし」をかけて召し上がってください。』というので、『どこに出汁(ダシ)があるの!?』と思いましたが、きっとこれのことだろうと思い言われたままに『山形のだし』をかけてご飯を食べてみました。
『これは無理だな』と思っていたのに、もうパクパクと箸が止まらず、あっという間に茶碗一杯のご飯を平らげてしまいました。
『もう、食べたの!』と妻があっけにとられていました。
これが、『山形のだし』のパワーかと思い知らされました。
『山形のだし』はご飯のお供だけじゃない冷ややっこや納豆にも
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『山形のだし』はご飯のお供だけではなく、いろいろな料理に合います。
先ほどのレストランのホールスタッフの方は、『お新香にも合いますよ。』と教えてくれました。
『漬物オリンピック』で最高賞の『農林水産大臣賞』を受賞しただけあって、お新香との相性も抜群です。
その他、『冷ややっこ』や『納豆』にも合うようです。
暑くて食欲がないときなど、『冷ややっこ』は大活躍しますからね♬
『千住金久』の『山形のだし』は食べ切りサイズ6個入り
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漬物専門店の『千住金久』の『山形のだし』は食べ切りサイズ(130g)で6個入りです。
夏は食欲自体が減退するのですぐだして食べられるのはありがたいですね。
それに、暑い時期に火を使って料理をするのも大変ですから、調理いらずの『山形のだし』は重宝します。
なんでお新香なのに『だし』っていうのかなと思いましたが、農業が忙しい時期のスピード料理として親しまれてきたこともあってすぐに食卓に『だす』ことができることから『だし』とよばれるようになったという説もあります。
いずれにしても、夏の食卓の強い味方だといえそうです。
まとめ
『山形のだし』は、暑さが厳しい山形県村山地方で考えられた郷土料理です。
その製法は、きゅうり、茄子、みゅうが、しそ、昆布などを細かく刻んで漬けたものです。
夏の暑い時期、食欲がないときなどにもご飯がすすみます。
ご飯の他にも『冷ややっこ』、『納豆』にも合います。
暑い時期の料理を作る人にとっても食べる人にとっても強い味方です。
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