会員制リゾートホテルとりわけ会員以外の『一般客』は利用できないクローズド型会員制リゾートホテルでは、とても豪華な食事が会員価格ならではのリーズナブルな価格で提供されています。
正直、この食事を味わえるという理由だけで会員になってもいいのではとないかと思います。
今回は、奥浜名湖にある『KIARAリゾート浜名湖』のレストラン『FOS』のコース料理をご紹介します(^^♪
和のテイストを感じさせるFOSフルコース『曙(あけぼの)』
食事会場は奥浜名湖が見渡せれるリラックスした雰囲気のレストラン『FOS(フォス)』です。
モダンな雰囲気ながら今回提供されるフルコースは『和のテイスト』を感じさせる料理です。会員制ということでどうしても年配の方が多くどちらかというと和食を好まれる方が多いためです。
本日のメニューは以下の通りです↓
以下メニューにそってご案内いたします。実際、コース料理を堪能するつもりで見ていただければと思います。
元来、私は食通でも美食家でもないので、個々の料理の美味しさを雄弁に語ることができませんので写真を見て想像力をはたらかせてください♪
本日の前菜~『サーモンのマリネ、夏野菜のテリーヌ』
本日の前菜が運ばれてきた瞬間に器の美しさに息をのみます。『KIARA』の食事にはいつも新鮮な驚きを感じます。
左奥が『サーモンのマリネ』です。いわゆる『スモークサーモン』とはくちどけが違います。
右奥が『夏野菜のテリーヌ』そして手前が『白身魚のしんじょう・とうもろこしのせ』に『海老』を添えたものです。ここで『しんじょう』をもってくるあたりは、和の要素が感じられます。
ここから先は『美味しい!』しか言いません(表現力が乏しくてすいません)。
お造り三種盛り~『鮪(まぐろ)、カンパチ、烏賊(いか)』
完全に和食ですが、このスタイリッシュな盛り付けに意表を突かれました。それ以上に食感に驚きました。今まで食べた『カンパチ』で一番美味しかったことは間違いありません。
注文したフランス産辛口白のスパークリングワインとの相性も抜群でした。
スープ~『パプリカの冷製スープ』
『パプリカの冷製スープ』・・・『パプリカ?』・・・初めてです。
冷製スープといえば、『カボチャの冷製スープ』が思い浮かびますね。その他にも、『とうもろこし』、『ポテト』、『エンドウ豆』などのスープを見たことがありますが、『パプリカ』なんて『どんな味がするのだろう』と思いましたが、『ああ冷製スープだ!』美味しかったです。ホールのスタッフの方に聞いたら人気のスープのようでした。このスープをきっかけにホールのスタッフの方との会話がはずみました。
魚料理①~『鱸(スズキ)の香草焼き』
魚料理は、『鱸(スズキ)の香草焼き』に『さつまいも』と『ホオズキ』に見立てた『卵黄』を固めたものが添えられていました。
『鱸(スズキ)の香草焼き』に使われている『香草』はなんと『蓼(たで)』です。
『蓼(たで)』と聞くとお客さまは口を揃えて『蓼食う虫も好き好き』と言うとホールのスタッフの方は話しておられました。独特の香りと少し辛味があることからこのようにいわれるようになたらしいのですが、もともと魚料理との相性はよく昔から薬味として使われていたようです。
写真の葉っぱも『蓼(たで)』の葉っぱだということでした。
『ホオズキ』の実の部分は『卵黄』で作られていたそうですが、まさに『目からも楽しめる』という『懐石料理』のような『和のこころ』を感じさせる料理でした。
間に添えられた『さつまいも』はまるで『マロングラッセ』のような味わいでまさにスイーツでした。
魚料理②~『白焼き鰻の酒蒸し』
浜名湖といえば『鰻(うなぎ)』ですが、浜名湖周辺ではうなぎは『かば焼き』以外にも『白焼き』としてよく食されます。鰻の白焼きは本来の鰻の味が楽しめるということでいろいろな料理に使われます。山葵(ワサビ)で食べても美味しいです。
この『白焼き鰻の酒蒸し』は『松茸の土瓶蒸し』のような旨味のつまった美味しい出汁(ダシ)がよくでてました。
メインディッシュ~肉料理~『和風ローストビーフ』
一緒に食事をしていた妻が『白雪姫と7人の小人みたい!』と形容したとおり、非常にカラフルで可愛らしいもりつけの本日のメインディッシュ『和風ローストビーフ』です。こちらは地元のブランド牛『三ケ日牛』を使用しています。
本当に美味すぎて泣きそうになりました。ホールのスタッフの方がが言うには、『あまりに評判がよかったので先月から引き続きメインディッシュに取り入れている』ということです。
毎回来るたびに、違う料理を提供しているKIARAのレストランにしては珍しいことです。
ごはん~白米・香の物・味噌汁
完全に懐石料理の締めですね。味噌汁は私の好きな『赤だしのなめこの味噌汁』でした。
美味しいご馳走を食べた後で、お新香だけでごはんをお茶碗いっぱい食べられるかなと思いましたが、メニューにのっていない右奥の『山形のだし』がすべてを解決してくれました。
『山形のだし』というのは、きゅうり、茄子、みゅうが、しそ、昆布などを細かく刻んで漬けた山形の『ごはんのお供』といわれている郷土料理ですが、こんな秘密兵器があったのですね。
『山形のだし』のおかげで茶碗いっぱいのご飯もぺろりといけました。
写真の『香の物』の大根に見える白い漬物は『山芋』です。こちらも美味しかったな♬
デザート~『キュウイのマリトッツォ』
やっぱり最後は美味しいデザートと美味しいコーヒーで締めたいものですね。
今流行のイタリアのドルチェ『マリトッツォ』をホテルのパティシエが特別に作ったものをいただけるのはありがたいです。キュウイと生クリームに餡子(あんこ)が添えられて絶品でした。
まとめ
レストランの雰囲気や料理の盛り付けはフレンチですが、食材やテイストは『和』です。
会員制リゾートホテルの会員は年配の方が多いため、いわゆる『フレンチのフルコース』ではちょっと重いと感じるのでしょうね。そうした会員の嗜好をよく理解したホテル側の配慮を感じます。
KIARAでは、お客さまの苦手な食材にも気を使いながら食事を提供しています。なんでも食べる私たち夫婦にはあまり関係ないことですが・・・(^^♪
参考までに翌日の朝食はこんな感じでした。
会員制リゾートホテル~ある日の朝食【KIARAリゾート浜名湖FOS】
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