『3ヵ月で毎月30万円』などというお金が稼げそうな教材を買い漁り、懸命に記事を更新しているのにも関わらず、全然稼げないということはありませんか。実は、私もそのひとりで、常に今度こそ、『これでお金が稼げる』と思い次々に『簡単に稼げる方法』を探していました。一般にこのようなひとを『ノウハウコレクター』などと言いますが、インターネットビジネスに挑戦するひとはなぜこのような罠に陥るのでしょうか!?また、この負のスパイラルから脱出する方法はないのでしょうか。
ノウハウコレクターよりも気の毒な自分の大切な時間を失うひとたち
今や、ネット上には、『twitterを使ったアフィリエイトが即効性がある』とか『楽天アフィリエイトが稼ぎやすい』という情報があふれ返っていますが、あなたはこうした情報にすぐに飛びついていませんか。
こうした情報には、実際にこれだけの収益が発生しましたと『収益発生』の実績画面のスクリーンショットをはっている場合や、実際に稼いだという実習生のコメントが掲載されていたりします。
こうした『お金を簡単に稼げる』と約束している教材は、いろいろなノウハウを実践しているもののなかなか稼げていないひとには魅力的に映るかも知れませんが、また同じことの繰り返しに終わる可能性が高いです。
『これでお金が稼げる』と思ってまた新しい教材を購入するときの心理は、『儲け話』に焦点があたっています。インターネットビジネスで何をすべきかという理念は全くどこかに行ってしまっている状態です。これでは、ビジネスとしてお客さまに価値を提供してその見返りにあなたに収益が発生するという仕組みが成り立たなくなってしまいます。
『ノウハウコレクター』として、ろくに実践もしないうちに次のノウハウを求めて新しい教材を買うひとは教材代を失っているだけなのでまだいいのですが、気の毒なのは、真面目に新しいノウハウを実践して日に日にやるべき戦術や作業が増えていくのにいっこうに収益が発生せずに疲弊していくひとたちです。
大切な自分の時間を浪費しているという点で早くこの状況から抜け出してほしいと思います。
あなたが追いかけているのは本当にチャンスなのか!?
『3ヵ月で毎月30万円稼ぎました!』という教材には、必ず『私はこのような方法で稼ぎました』、『あなたはこのノウハウを知りたくはありませんか』と語りかけています。
あなたは、『成功しているひとは他の誰も知らないような方法を知っているために成功している』と考えていませんか。そしてあなたはまだ発見されていない秘訣をこっそり教えてくれるひとが突然あらわれてくることを期待して、メルマガなどを購読してはいないでしょうか。そして、また新しいノウハウを実践しようと作業をしている途中にメルマガの着信音に反応してもっと簡単に稼げる情報はないかとメルマガを開くことはないでしょうか。
このようなひとたちのことを『インターネットビジネスマニフェスト』の著者である『リッチ・シェフレン』氏は、『チャンス追求型思考』人間と定義しています。
こうした教材を販売するひとにとって、『チャンス追求型思考』のあなたや私は格好のお得意さんです。
『こうしたら儲かる』という証拠を見せれば、その商品やサービスが何であれ簡単に買ってくれるからです。
よく、『幸運の女神さま(チャンスの女神さま)は前髪しかない、やってきたと思ったらすぐに捕まえろ。』と言われますが、そんなにあせる必要はありません。このような情報は次から次へと舞い込んできます。
同様に『販売キャンペーン終了まで、あと2日と17時間32分29秒と私たちを不安に駆り立てる時限爆弾のようなものに恐れる必要はありません。
いったいチャンスはどこにあるのか!?
では、どうして私たちはいっけんチャンスと見える教材を次から次へと購入してしまうのでしょうか。
それは、『この教材は稼げるか』というのが唯一の基準となっているからです。つまり、インターネットビジネスを展開していく上で指針(基準)となるものがないのです。
『トレンドアフィリエイト』が稼げるという話を聞いたら、毎日3記事更新し続け、『Twitterが即効性がある』と聞けばいくつもアカウントを登録したりと毎日の作業がますますしんどくなり、簡単に稼げる方法が魅力的に思えるようになるのです。そのため、作業はどれも中途半端になり先細りとなってしまうのです。
この負のスパイラルから抜け出すためには、この『チャンス追求型思考』をやめる必要があります。
その代わりにあなたのインターネットビジネスを育てることに焦点を当てていきましょう。
本当のチャンスは、あなたがブログやメルマガを通して伝えたいあなたのノウハウ(専門的な知識、あなたならではの経験)です。このあなたならではの強みに磨きをかけていきましょう。
あなたがインターネットビジネスを始める目的をもう一度見つめなおして、その目的の達成のために現実的なアプローチをとっていきましょう。あなたのビジョンを達成するために有効なノウハウは取り入れるべきで、ノウハウに振り回されるのはあなたのエネルギーと時間を浪費するだけです。
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