ひと月あたり「55,464円」、なんの数字かわかりますか?
これは、国民年金の実際に受け取った「平均受給額」です。
年金に詳しいひとは、「国民年金は、約78万円だから、月額にするともう少しもらえるんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、実際には、保険料を満額支払っているひとばかりではないので、このような金額になっています。
いずれにしても、個人で何らかの資産運用をして、自分の年金は自分で産出したいものです。
郵便局の投資信託を上手に活用して、自分の年金を自分で用意できれば、老後も安心して暮らすことができるでしょう。
それでは、郵便局の投資信託の運用成果を、実際に投資した商品でみていきましょう。
今回は、「サマリー編」ですので、個々の投資信託商品を個別にみるのではなく、投資したすべての投資信託商品の総合成績をおっていきたいと思います。
その結果、どれだけ、「自分年金」づくりの目標に近づいていったのかみていきましょう。
実際に年金を受け取った平均額はいくら?
このサイトのテーマである「自分の年金は自分でつくろう!」『自分年金』の達成度合いという点で、私自身の投資運用成績をみていきたいと思います。
さきほど、国民年金の平均受給額は、ひと月あたり「55,464円」という話をしましたが、これは、国民年金の実際に受け取った「平均受給額」です。
厚生労働省の「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」という報告書で示されたものです。
国民年金の制度上の支給額(40年間保険料を支払った場合の満額)は、月額で、「64,941円」ですから、実際に受け取っている年金は、1万円近く少なことがわかります。
『自分年金』はいくらになったか
一方で、私の『自分年金』は、この公的年金である「国民年金」にどれほど近づいたでしょうか。
郵便局の投資信託の運用成績は、「ゆうちょダイレクト」の「投資信託」メニューの「各種照会」からみることができます。
(定期的に郵送されてくる「運用報告書」でも確認できます。)
個々の投資信託商品の運用成績は、ここではふれませんが、投資信託全体の成績をながめてみることにしましょう。
「各種照会」画面の照会結果の最下段に、投資信託全体の各種数値が計算されています。
資産評価額は気にしない
「投資金額」の合計は、「3,090,000円」で、「資産評価額」の合計は、「3,095,043円」となっています。
わずかに、「5,043円」の評価益がでていますが、仮に多少の評価損がでていても気にする必要はありません。
(すぐに売却して、利益を確定しようとしているわけではありませんので・・・)
3,095,043円という評価額には、分配金を再投資した分も含まれていますので、実際には投資信託全体の基準価額は下降傾向にあり、実質的には評価損となっているといえます。
そのうち、基準価額は上昇傾向に転じるでしょうから、この評価額をみて一喜一憂する必要はないでしょう。
投資口数の方が大事
評価額よりも、「投資口数」もしくは、投資口数に比例して受け取ることができる「分配金」の方に注視するべきです。
私は、「3,090,000円」の投資金額のうち、「1,420,000円」分は、分配金を再投資にまわして、のこりの「1,670,000円」分は、分配金を現金で受け取っています。(総合口座に振り込まれています。)
分配金の内訳は、再投資分が、「23,000円」ほどで、現金受け取り分が、「24,000円」です。(すべて毎月受け取り型です)
分配金のうち、再投資分をすべて現金での受け取りに変更すると、毎月の分配金の受取額は、47,000円となります。
これを、前述の国民年金の平均受給額の「55,464円」と比べてみても、まだまだ道半ばといえます。
最初の目標は、国民年金の満額支給額の「64,941円」、できれば夫婦2人分の「129,882円」です。
そして、次の目標は、厚生年金の平均受給額の「147,927円」、さらに、配偶者の国民年金「64,941円」を加えた「212,868円」をめざしていきたいところです。
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