【投資信託の用語集】『口数』って何?~同じ投資額でも基準価額によって変動

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投資信託の利益計算において、「口数」というのは、とても重要な概念です。
投資信託の運用益は、投資した金額ではなく、お客さまが保有している「投資口数」に比例して支払われるからです。
投資信託の分配金は、一般に投資口数の「1万口あたり」いくらというかたちで支払われます。
それでは、「DIAM世界リートインデックスファンド」を例にみていきましょう。

分配金は口数単位で支払われる

このファンドの分配金の支払方法は、毎月分配型で、2018年7月では、1万口あたり「50円」でした。
それでは、100万円投資したときの、毎月の分配金はいくらになるでしょうか。

購入時の基準価額が、7月13日時点では、「3,854円」でしたので、申込手数料を差し引いておおよそ、250万口買えたとします。
100万円分購入したときの分配金は、以下のようになります。

259万口 × 50円 = 12,950円

同じ購入金額でも基準価額によって分配金はかわる

それでは、基準価額が、仮に、「5,000円」になった場合の、分配金はどうなるでしょうか。
基準価額が、「3,854円」のときには、おおよそ「250万口」買えた同じ商品が、基準価額が、「5,000円」になると、おおよそ「200万口」しか買えません。(実際には、申込手数料がかかるため、200万口より少ない口数になります)

基準価額が、「5,000円」の場合の口数は、「200万口」で、分配金は、10,000円です。

同じ投資をしても、基準価額が、「3,854円」のときの分配金は、「12,950円」で、基準価額が、「5,000円」のときの分配金は、「10,000円」です。

極端な話、基準価額が、「2,000円」になったときの口数は、「500万口」で、分配金は、「25,000円」になります。(実際には、基準価額が2,000円になるほど、ファンドの価値が下がるようなことがあれば、50円の分配金を支払うことができなくなるでしょう)

保有している投資信託商品の基準価額が下がると、投資意欲も減退するところでしょうが、基準価額が低いときに購入することは、同じ予算でも多くの口数が購入でき、その分、分配金の増加も期待できます。

基準価額には、浮き沈みがありますが、投資口数は、投資を続けている限り、増えることはあっても、減ることはありません。
基準価額の変動に一喜一憂することなく、投資口数の上積みを心がけていきましょう。

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