新型コロナウィルスの権威がマスメディアでは聞けない真相を語る!

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新型コロナウィルスが猛威を奮った第5波も落ち着き、緊急事態宣言も解除されましたが、見えない敵におびえる自粛生活はまだまだ続きそうです。

出典:https://www.facebook.com/HamanakoLakesidePlazaHotel/

そのような中で、2021年10月24日(日)に静岡県の浜名湖湖畔にあるリゾートホテル『浜名湖レークサイド』にて、新型コロナウィルスの権威である愛知医科大学の『後藤礼司』先生によるセミナーが行われました。

出典:https://www.h-lsp.com/news/detail/2953/

講演のテーマは、『コロナ禍を正しく生きる~喧騒に飲まれず正しく対処するためには〜』です。

後藤先生は、TBSの『グッとラック』をはじめ情報番組に『新型コロナウィルス』の権威として出演されてきました。

しかし、今回の講演では、地方の講演会場ということもあって、マスメディアは聞くことのできない新型コロナウィルスの真相について語っていただく場面がありました。

後藤礼司先生は、なぜ新型コロナウィルスの権威と呼ばれるのか!?

後藤礼司先生は、循環器内科の医師でありながらなぜ新型コロナウィルスの権威となったのでしょうか?

後藤先生は、医学部を卒業後研修医として『常滑市民病院』に勤務し循環器内科・血管外科の他、インフェクションコントロールチームにも所属していました。

常滑市民病院は、中部国際空港(セントレア)があるという立地条件から、海外で感染症にかかった患者が帰国後真っ先に担ぎ込まれる医療機関であったそうです。

出典:https://www.centrair.jp/news/1252052_1781.html

そのため、後藤先生は感染症患者を多く診療してきました。

新型コロナウィルスの感染が日本でも深刻な状況になったときに、感染症に詳しい専門家を探し始めたところ白羽の矢が立ったのが『後藤礼司』医師でした。

新型コロナウィルスというものがどういうものかわからない中で、マスメディアとしても視聴者に正しい情報を伝えたいという使命から専門家の出演を依頼したのでしょう。

マスメディアから専門家として出演依頼を受けた後藤先生は、横浜に『ダイヤモンドプリンセス号』が寄港した際にも現地で取材を行いました。

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/421682

新型コロナウィルス感染症は『数の病気』~2%の意味するもの

講演の冒頭でまず後藤先生が強調したのは、『今日はみなさんこの数字を覚えて帰ってください』と言って示した『2%』という数字です。

2%という数字は、新型コロナウィルスの感染率です。

意外と少ないと思いましたか?

私たち静岡県など地方に住む人間から見ると2%の感染率だと、自分の身の回りに感染した人はいないという実感です。

さらに、新型コロナウィルスの致死率は2%と重症呼吸器症候群(SARS)の11%や中東呼吸器症候群(MERS)の35%と比べても極端に低いため、そんなに恐れることはないという見解もありました。

しかし、後藤先生は『新型コロナウィルスの感染者数は、中東呼吸器症候群(MERS)の感染者数2,519人と比べものにならないほど多い。』『新型コロナウィルス感染症は「数」の病気』だと言います。

現に、死者数が多いアメリカでは新型コロナウィルスによる死者数は第二次世界大戦の死者数をすでに上回っていると言われています。

2%と言えでも、感染者数が膨大な数になれば、それだけ深刻な状況になるということを国民ひとりひとりが想像力を働かさなくてはならないと思います。

なぜ、新型コロナウィルス感染症は年齢が高いほど重症化しやすいのか!?

後藤先生の講演は『浜名湖レークサイドプラザ』のセミナー会場『ミコノス』には、定員が80名のところ、100名の参加者が集まりました。

出典:https://www.h-lsp.com/dining/

参加者の関心が高いテーマであるということもありましたが、後藤先生の話は専門的であるのに非常にわかりやすいという点で多くの聴衆が先生の話に引き込まれました。

毎日、新型コロナウィルス関連の報道を聞いてわかったつもりでいた私たちもあらためて新型コロナウィルスのことを後藤先生の話を聞いて理解できました。

後藤先生に言わせれば、『新型コロナウィルス』はもはや『新型』ではなく随分といろいろなことがわかってきたそうです。

新型コロナウィルスの下記の写真は何度もテレビや新聞で見てきて、もう見たくないと思いますが、触手のような突起物があります。

出典:https://wired.jp/2020/03/08/what-is-a-coronavirus/

ウィルスが人体に侵入して、この鍵(スパイクタンパク質)と鍵穴(受容体)が結合することによって感染が起こるというのです。

ウィルスとしては、自分の鍵と人の細胞の鍵穴が上手く結合して生き延びたいと思う訳です。

そして、上手く鍵穴に結合できないと鍵の形を次々と変えていくわけですが、これを変異と言います。そして、インドで発生したデルタ株は感染力も強力ですが、変異株はその後も次々と発生し、とうとうWHOでは数えることを止めたそうです。

後藤先生が言うには、新型コロナウィルスの鍵はタンパク質であるため石鹸やアルコールで十分死滅させることができるそうです。そのため、過度に恐れる必要はなく日常生活を送っている上ではマスクの着用と手洗いをしていれば十分感染予防ができるということです。

ところで、新型コロナウィルスが最初に感染拡大した当時、お年寄りが感染すると重症化すると言われていましたがなぜでしょうか?

お年寄りというのは、ウィルスが結合するのに必要な鍵穴(受容体)が多いからです。

同様に喫煙者や糖尿病患者も鍵穴(受容体)が多いので重症化しやすいのです。

なぜ、自宅療養者にも死者がでるのか!?

新型コロナウィルスの感染拡大が猛威を奮い、第5派では一時的に医療崩壊ともいえる現象が起きました。

入院患者を受け入れきれずに、自宅療養をする人も増えました。不幸にして自宅療養者の中には死者まで出ました。

なぜ、比較的軽症だと言われた自宅療養者の中に死者が出たのでしょうか!?

後藤先生が言うには、新型コロナウィルスは肺機能が相当低下しても本人に自覚症状がなく苦しくないからと言って自分で酸素吸入器を外そうとする人までいるそうです。自覚症状がないため、相当肺の機能が失われても医療機関に助けを求めなかった患者さんもいたことが想像できます。

今回の講演で後藤先生は患者さんの許可をもらって重症化患者の肺のレントゲン写真とCTスキャンの画像を見せてくれました。肺の機能が低下し、十分に酸素が取り込めない肺の写真は白くなっていました。この患者さんは肺が元の機能を取り戻すまでに3ヵ月かかったそうです。

マスメディアでは新型コロナウィルスの真実を伝えられない!?

新型コロナウィルスの権威として報道番組に招かれた後藤先生ですが、マスメディアで真実を語ることは難しいという話をされました。

マスメディアは真実を伝えるという役目もありますが、一方で『視聴率』優先という側面もあります。

一時期、新型コロナウィルスの特効薬として注目されていた『アビガン』ですが、後藤先生の見解では、アビガンの新型コロナウィルスに対する有効性は認められないという結論でした。ところが、国産の特効薬として期待されていたアビガンに効き目がないという意見はテレビ局の求めているものではなく、その発言には難色を示されたようです。

そればかりか、後藤先生に『新型コロナウィルスに「納豆」が有効だ!』と言わせようとしたテレビ局のディレクターがいたそうですが、専門家として嘘はつきたくないと断固として断ったそうです。

視聴者としては、専門家の意見をうのみにする傾向があるので、そのようなテレビ局の姿勢は歓迎できません。

質疑応答まで有意義な講演でした!~ワクチンは3回目も打った方がいい!?

講演の最後に行われた質疑応答も実に有意義なものでした。

質問者は、『KIARAリゾート』と『浜名湖レークサイドプラザ』を運営している『マグナリゾートのクラブドクター栗田章由先生』です。

今回の後藤礼司先生のような著名な講師を招くことができたのも『栗田章由』先生の人脈によるところが大きいでしょう。

栗田先生の質問は、『コロナ禍でもインフルエンザのワクチンは接種した方がいいのか?』、『新型コロナウィルスの3回目のワクチンは接種した方がいいのか』の2点でした。

セミナー参加者の誰もが聞きたかった質問を端的にしてくれました。

後藤先生の回答は、『インフルエンザのワクチンの有効性は当初から5割ですが、これまで同様接種した方がいいでしょう。』というものでした。

一方の新型コロナウィルスの3回目のワクチン接種ですが、ワクチンの有効期間が半年ということを考えれば、今年4月に2回目を摂取した後藤先生自身は10月以降接種しなければいけないと思っているとおっしゃっていました。

その上で、『私はそろそろ3回目を摂取する予定ですので、その結果を見てみなさんは判断してください。」と付け加えていました。

最後に、後藤先生は、新型コロナウィルスを向き合う際には、鳥瞰(ちょうかん:鳥が空から地上を見おろすように全体を見渡す)する必要があると言っていました。

気を付けても感染してしまった人を責めてはいけないし、ワクチンを打たないという選択をした人を責めてはいけいないといいます。『デマ』や早合点の情報に翻弄されずに正しく対処して再び人々が集えるような世の中にしていきましょうと締めくくりました。

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