病は気から!臓器と感情の関係~『食養生セミナー【心編】』

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食養生セミナー 心 リゾートホテル
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以前、食と健康を考える『食養生』セミナーの概要編で、『健康のための基本5項目』が大事だというお話をさせていただきましたが、今回は基本5項目のひとつ『心』編についてお話したいと思います。私たちのカラダと感情は深いところでつながっています。さまざまな感情が引き起こすカラダへの影響をみていきましょう。

『生活習慣病』は『欧米型の食事スタイル』と『ストレスまみれの生活環境』が原因!?

奥浜名湖のリゾートホテルで開催された『食養生』セミナーの講師は『星野リゾート』滞在型の体質改善プログラムを手掛けた食事療養士の『辻野将之』先生です。

『食養生』を考える上で大切な要素が『健康のための基本5項目』です。ピラミッド型をしていますが、ピラミッドの下にある項目ほど重要な項目となっています。ですから今回お話するテーマの『心』は、この『食養生』セミナーの中でお話するテーマの中でもっとも重要なテーマと言えます。

いくら健康に良いものを食べても、心配事に気をもんでいたり、ストレスまみれの生活をしていたのでは健康な暮らしをおくることはできないでしょう。

出典:https://note.com/paraworks/n/n6f3961473d4c

昔から『病は気から』と言われるほど、私たちのカラダは私たちの『心のあり方』と密接な関係があります。『生活習慣病』の原因として『欧米型の食生活』と現代のストレスまみれの生活環境があげられるのではないでしょうか。

心とカラダの密接な関係~五臓(内臓)と感情はつながっている!

『五臓六腑に染み渡る』なんていう表現を聞いたことがあると思います。美味しいお酒を飲んだときによく使われる表現だと思います。東洋医学では、この『五臓』というと『肝、心、脾、肺、腎(臓器)』を指します。西洋医学とのそれとはちょっと違うかも知れません。ちなみに『六腑』の方は『大腸・小腸・胆・胃・三焦・膀胱』を意味しています。

ところで、この五臓(内臓)が、私たちの感情に大きく影響されると聞いて、みなさんはどう思われるでしょうか。

私は10年ほど前に、『潰瘍性大腸炎』という病気を患いました。この病気は文字通り大腸に潰瘍や炎症が起き、大腸の粘膜の損傷により下血や腹痛などの症状があります。病気が発症した当時なんでこんな病気になってしまったんだろうと思いましたが、内臓と感情の関係を知るうちになるべくしてなった病気だと理解できました。

人間の感情には、『怒り=肝臓、喜び=心(臓)、思い悩む=脾(臓)、悲しみ=肺、恐れる=腎
(臓)』などがあり、五臓と感情には密接な関係があります。感情が強くなりすぎるとその関係の臓器に悪影響をもたらすということです。

出典:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000222282/blog/bidA033841390.html

私の場合は長年、金融関係の会社の中間管理職を務めていて、いつも営業成績のことで頭がいっぱいで、普段も1円の現金過不足も許されない緊張した職場環境で常にストレスを抱えながら仕事をしていました。この『心配する』『思い悩む』という感情は、『脾という臓器に影響し消化器系の臓器に悪い影響を及ぼします。

潰瘍性大腸炎を患ったときは、食欲もなくなり食事どころではなくなりました。『食』より『心』の方が大事であるということを痛感しました。

みなさんの中でも、何か病気を患っているとか、カラダのこの部分がすぐれないというひとは、一度自分の感情と向き合ってみることをおすすめします。あまり意識していないと思いますが、自分はすぐくよくよするとか、イライラしやすいという感情のクセがあるかも知れません。

なぜ、ツボは訊くのか!~ツボは体内エネルギーの通り道!

東洋医学では、『気(エネルギー)・血(血液)・津液(水・体液)』という3つの要素が大変重要で、この3つの要素がカラダの中の隅々まで張り巡らせることができれば健康で、逆にそうでないとカラダに変調をきたすということになります。

東洋医学では、『気・血・津液』の不足や停滞が病気を引き起こすと考えられていて、例えば、気の不足『気虚』は、全身またはある臓器の機能の衰退を引き起こします。めまい、気力や元気がない、消化不良などがそれです。また、血の不足『血虚』は循環器系の内臓に支障がでるといった具合です。

健康を維持するためには『気・血・津液』が『経絡』というそれらの通り道を通って全身に行き渡らせることが必要です。その経絡にはいくつかの出入り口があり、そこが『経穴』いわゆる『ツボ』にあたります。なので、ツボを押すことによって『気・血・津液』の流れをよくすることで内臓や器官の機能を改善させることができるのです。

気は上がったり、下がったりする!?

『気・血・津液』は東洋医学では健康を維持するための大切な3要素だと言いましたが、『気』は『血(血液)、津液(体液)』と違って今ひとつイメージしにくいですよね。しかし、『気』は体内にあるすべての器官と組織の新陳代謝を推進したり、体熱を生んで維持することや、病気からカラダを守る大切なものです。

それでも、『気』というものをイメージしにくいひとのために、講師の辻野先生は、私たちにわかりやすく『気』というものを説明してくれています。

『気』も他の要素と同様にカラダのすみずみまで滞りなく張り巡らせることが大事です。ですから、気が上昇しすぎるのもよくないないです。例えば気が昇っている場合には、のぼせやすい、顔が火照る、人前に出ると上がりやすい、怒りっぽい、鼻血が出やすい、咳や鼻水がよく出る等の症状がでます。よく怒っているひとを漫画で描く場合に頭から湯気が出ていますね。また、怒り心頭に発するというように気は上の方に向かっています。

反対に気が沈んでしまっている場合には、漫画では顔に縦線が何本も入っている様子が描かれていてなんとなくどよ~んとしています。

いずれにしても、不健康な状態のときには、『気』は偏った方向に流れていたり、停滞しているのです。

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