トイレやお風呂場の水回りの汚れは匂いもきつくお掃除が大変ですね。
合成洗剤を使えば綺麗に汚れは落とせますが、環境への影響が気になります。
近年、環境への影響を考慮してせっけんや『重曹』などを使ってお掃除する人が増えています。
ただ、何がなんでも天然素材の『重曹』や『クエン酸』を使って掃除しなければならないとしたら、かえってそれがストレスになってしまうかも知れません。
合成洗剤を使わなくても『重曹』や『クエン酸』などの天然素材で十分落ちる汚れはなるべく天然素材のお掃除アイテムを使用し、どうしても落ちない場合はより洗浄力の強い合成洗剤の力を借りるなど用途に応じて使い分けたいものです。
そのためには、『重曹』や『クエン酸』の特性をよく理解し、得意な分野に適切なお掃除アイテムを使用するように心がけたいですね。
クエン酸がトイレや風呂場など幅広い掃除の場面で活躍するのはなぜ!?
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クエン酸は、トイレや風呂場など匂いが気になる水回りの掃除に使えるのはありがたいことですが、いったいなぜクエン酸は家庭内のそうした場所で掃除をするのに適切な素材なのでしょうか!?
そもそもクエン酸とは、柑橘類などに含まれる有機化合物で、『ヒドロキシ酸』のひとつといわれています。爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用されています。
クエン酸は水に溶けやすく、水溶液はpH2.1の酸性です。そのため、アルカリ性の物質を中和する働きがあるので、アルカリ性の汚れを落とすのに適しています。
アルカリ性の汚れといえば、水道水のカルキや石鹸カス、トイレの尿などがあげられます。
重曹が弱アルカリ性なのに対して、クエン酸は酸性ですので、重曹でお掃除した後にクエン酸水で仕上げ拭きすると、中和されてトイレも快適な状態が保てます。
また、クエン酸は雑菌の働きを抑える『静菌作用』がありますので、ゴミ箱や三角コーナーなど雑菌が繁殖しやすいところでの悪臭をおさえる効果もあります。
クエン酸による掃除はなぜ地球にやさしいお掃除なのか!?
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最近では、地球環境を守ろうという機運が高まり、私たちのくらしがどのように環境に対して影響を及ぼしているのかということを考える人が多くなりました。
そのため、家庭からの生活排水が河川の汚染を招いているということで家庭内の掃除に石鹸や重曹、クエン酸などを使用する人が増えてきました。
では、いったい家庭内の掃除における重曹やクエン酸の使用が環境への負荷を軽減することになるのでしょうか!?
それは自然界における浄化のしくみを理解することが重要です。自然界では有機物は微生物によって分解されて最後に害のない無機物になります。これを「生分解」というのですが、汚染物質の量が多くなると微生物が分解しきれなくなります。
合成洗剤が環境に悪いといわれる原因は、合成洗剤が『生分解性』が悪いため、排水として川に流れ出し場合、生物に大きなダメージを与えてしまうからです。
トウモロコシを原料にした自然クエン酸のお掃除の効果は!?
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まとめ
クエン酸は、トイレや風呂場など匂いが気になる水回りの掃除に適しています。
それは、クエン酸が水に溶けやすく、水溶液はpH2.1の酸性のため、アルカリ性の物質を中和しトイレの尿などアルカリ性の汚れを落とす効果があるからです。
また、『クエン酸』はもともと自然界に存在する無機物ですので、『生分解性』が悪い合成洗剤と違って環境への負荷が小さい地球にやさしいお掃除素材といえます。
『木曽路物産』の『クエン酸』は、トウモロコシを原料に製造された自然食品であるため、環境に負担をかけない自然物質なので、流しに捨ててもOKです。
人にも優しく環境への負荷が少ない『天然クエン酸』で家庭内の汚れを落として家中ピカピカにしましょう♬
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