【炭焼きレストランさわやか】のルーツを佐鳴湖に見た『パピオット』

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30年前の【炭焼きレストランさわやか】の思い出

【炭焼きレストランさわやか】も、今や静岡県内に34店舗の店を構え、県外からのお客さんも訪れるほどの全国区のお店となりました。

私が、最初に【炭焼きレストランさわやか】を訪れたのは、今から30年以上前のことです。

妻とまだ結婚していない頃、掛川市出身の彼女が、地元のレストランとして案内してくらたのが「さわやか」でした。
「さわやか掛川店」を訪れたときは、待ち時間が1時間を超えるほどの人気店になるとは想像もできませんでした。
当時の「さわやか」は、菊川市(当時は、静岡県小笠郡菊川町)の本店のほか、掛川店と袋井店の計3店舗ぐらいしかなかったと記憶しています。
メニューもとくにハンバーグを全面に出している様子もなく、スパゲッティ(当時パスタと言ってるひとはいませんでした)、グラタンなど洋食全般を扱っていました。
ハンバーグは子供が食べるものと思っていた私は、このときはハンバーグを注文しませんでした。
(今考えると、「さわやか」のハンバーグは大人が食べても納得の一品だと思います。)

元祖炭焼きハンバーグの原体験

ところで、『さわやか』と言えば「げんこつハンバーグ」と言われるほどの定番メニューとなったあの牛肉100%のつなぎなしのステーキのような食感のハンバーグはどのようにして生まれたのでしょうか。
あの「げんこつハンバーグ」の原型ともいえるハンバーグを今でも提供しているお店が浜松市の佐鳴湖の周辺にあります。
その話を聞いてがぜん興味をもった私たち夫婦はそのお店にさっそく行ってきました。
お店の名前は、佐鳴湖畔にある『パピオット』という名のお店です。
このお店のオーナーは、『さわやか』の「げんこつハンバーグ」の共同開発者ということです。
何でも『さわやか』が菊川市に第1号店と出店するにあたって、ハンバーグ作りについていろいろ伝授したようです。

車を佐鳴湖まで走らせ、カーナビを使って目的地に向かっていると、目的地周辺に近づくと、炭焼きハンバーグの看板が見えました。
看板の写真のハンバーグの網目の焼き跡を見たときに、すぐにこのお店だと気が付きました。
平日ともあって、『さわやか』のように1時間も待たされることもなく、すぐにテーブルに案内されました。
お店の外観や店内を見てもどこにも「元祖さわやか」とか「さわやかのルーツ」などの表記はありませんでした。
お店としても、そのあたりをアピールするつもりはないようです。

元祖と本家の味比べ

注文したハンバーグ(「元祖」炭焼きという文字はありましたが、「げんこつハンバーグ」というネーミングではありませんでした)が出てくると、店員さんが、ハンバーグをカットし、ソースをかけてくれました。

 

 

けっして、『さわやか』のマネではありませんよ。
こちらは40年の歴史を持つお店ですからね。
食感は、まさに『さわやか』の「げんこつハンバーグ」でした。
味付けは、『さわやか』がスパイスを効かせた濃いめの万人向けの味付けなのに対し、『パピオット』の方は洋食好きのひと向けの味だと思います。
『パピオット』の調理方法は、デミグラスソースひとつとっても、牛骨や牛スジ肉を使い赤ワインや野菜を加え10日間も煮込むというひと手間かけたこだわりを感じます。
私は、にんにくの風味が効いた「ステーキソース」を選びました。
「さわやか」に行ったときにもそうするのですが、半分に切り分けたハンバーグの片方に、ステーキソースを、もう半分には塩とコショウでいただきました。
「さわやか」で食べたときは、この塩・胡椒の組み合わせ刺激的な味が本当によくマッチするのですが、「パピオット」の方は、ハンバーグの味を大事にしたいので、ステーキソースをメインにした方がより美味しく食べられると思いました。
「パピオット」のこだわりは付け合わせの野菜にも感じられます。
フライドポテトといってははばかれるようなほっくりとした厚切りのじゃがいもがにんじん、インゲン豆とともに添えられています。こちらもりっぱな料理です。

『パピオット』の料理へのこだわりもすごいですが、『さわやか』のすごいところは、あくなき企業努力です。
どちらのハンバーグが美味しいかは意見の分かれるところでしょうが、『さわやか』の「げんこつハンバーグ」は子供からお年寄りまで洋食通でなくても万人に好まれる味です。
そして、現在(2020年8月1日時点)では、県内に34店舗展開し、袋井市にある工場で量産化に成功し多くのひとに幸せを提供してくれていることです。

そして、『パピオット』がなければ、現在の『さわやか』はなかったでしょうし、そのルーツとなったお店の炭焼きハンバーグが今でも食べられることはありがたいことです。

まとめ

☆【炭焼きレストランさわやか】30年以上前のようすは・・・
・まだ、3店舗しかなく地元のレストランという位置つけ
・名前も「炭焼きレストラン」ではなくハンバーグを全面に押し出していなかった
☆【炭焼きレストランさわやか】のルーツとなるお店は・・・
・浜松市の佐鳴湖の湖畔にお店をかまえる【パピオット】
・【パピオット】は現在も炭焼きハンバーグを提供している
☆元祖炭焼きハンバーグ【パピオット】と本家炭焼きハンバーグ【さややか】の味比べ
・パピオットは、洋食通の舌とお腹をみたすこだわりの味
・さわやかは、企業努力が実を結んだ万人が満足する味

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