前回『インフォ・ビジネス』で成功するためのビジネスモデルについてのお話をさせてもらいました。
『インフォ・ビジネスでは、問題に対する解決策を顧客にわかりやすく役に立つ形で提供する』ということが成功のカギでした。
詳しくは下記の記事を参照してください↓
>あなたの商品は情報それ自体であって、その情報を提供する媒体ではない!
今回は、その実践編で、ではどうやってそのビジネスを立ち上げていけばよいのか解説したいと思います。
その手段として、『情報商品』(通信教育教材)、『セミナーの開催』、『コーチング・プログラムの実施』があげられますが、順に説明します。
『自分は、プログアフィリエイトで、アドセンスや物販アフィリエイトしかやらない』と考えているかも知れませんが、ゆくゆくはそこまでビジネスを展開するかも知れませんし、アドセンスだけでもブログ訪問者に価値ある情報を提供するという視点は必要なものですからきっと参考になるはずです。
セミナーの開催!~通信教育教材も同時につくれる!
今回の『インフォ・ビジネス』の実践編でも、『ロバート・スクロブ』氏著書の『インフォ・ビジネス完全ガイド』が大いに参考になります。
>『インフォ・ビジネス完全ガイド』の書籍レビューはこちらから
『ロバート・スクロブ』氏はその著書『インフォ・ビジネス完全ガイド』でビジネスを立ち上げるには『テレセミナー』から始めるとよいと主張しています。
インターネットで行うセミナーというと『ウェビナー』を思い浮かべる人が多いと思いますが、『テレセミナー』は『電話』を使って行うセミナーです。音声のみを使って行うため視覚的要素の強い『ウェビナー』よりも導入のハードルが低いです。
『テレセミナー』が電話を使って行うセミナーだからといって、セミナーの受講者ひとりひとりと電話で話をするわけでなく、同時に1,000人以上の受講者にセミナーを聴いてもらうことが可能です。
『ロバート・スクロブ』氏がなぜ、まず最初に『テレセミナー』から開始した方がいいかといっているのは次のような利点があるからです。
- お金をもらって当たらた商品(通信教育講座)を作ることができる。
- 聴衆はあなたと交流する機会を望んでいる。
- セミナー参加者からの質問で自分の市場についての多くの知見を得られる。
- 購入期限(セミナー開催日)が明確に定めれている。
他にも、セミナーを開催する通知をした以上、セミナーに合わせた教材づくりを否が応でもしなければならなくなるという自分に発破をかけるという意味合いもあります。
セミナー開催の周知・宣伝を行う!
セミナーを開催するからには、あなたの顧客に対してその周知や宣伝をする必要があります。
これまでにあなたのブログや無料レポートで集めた見込客リストから、セミナー開催の宣伝の電子メールを送るわけですが、その宣伝記事の内容に次のようなことが含まれている必要があります。
- セミナー・シリーズ(5回程度が望ましい)の『見出し』、『講演タイトル』、『各回ごとの主要なテーマを箇条書きしたもの(3~5程度)』
- セミナーの価格、セミナーの参加方法の案内
- あなたの情報ー人物紹介、あなたがそのテーマの適任者である理由
必要なら、あとでこのセミナーの内容をCDや音声ファイルでも聴けるという注意書きも書き添えるとよいでしょう。
また、価格については、『ロバート・スクロブ』氏は、100ドル(約1万円)程度にするとよいといっています。これは、後で通信教育講座として販売したときよりも相当安い価格に設定するとよいとのことです。
セミナーを企画する上での留意点!
セミナーを開催する目的は、セミナーによる収益の獲得以外に2つあります。
1つは、セミナーの音声をそのままCDや音声ファイルに録音して、それを通信教育講座のプログラムとして商品化することです。
もう1つの目的は、セミナーの場を新たな商品のセールスの場とすることです。新たな商品には『コーチング・プログラム』があげられます。
例え、セミナーの参加者がごく少数でもあなたの手元には『通信教育講座』が商品として残るのでセミナー開催の価値は十分にあるわけです。
セミナー開催には、その内容が後で商品になることを意識して取り組みましょう。細かいことですが、次回のセミナーの内容を紹介するときは、『次回のセミナーは、』というのではなく、『次回のプログラムは・・・』などと汎用的な言い回しをするとよいでしょう。
そして、セミナーの冒頭ではこのセミナーに参加することのメリット、今回話す予定の内容についてもう一度顧客に売り込むことをしましょう。なぜなら、顧客に途中でセミナーから離脱しないようにするためです。さらにセミナーの最後には、次回のセミナーの内容についても宣伝をしましょう。もちろん、次回も参加してもらうためです。
先ほど、セミナー開催の宣伝のときにふれましたが、セミナーには『あなた自身のこと』について語るようにしましょう。あなた自身の苦労話や失敗談を盛り込むことで、自分の伝えたい要点は実例を使った方が顧客の興味と理解が増すからです。
そして、2つめの目的である『コーチング・プログラム』への誘導ですが、章を変えて詳しく説明することにします。
コーチング・プログラムへの誘導!
セミナー参加者を次の次元の『コーチング・プログラム』へ誘導することは非常に重要です。
『コーチング・プログラム』の方が販売単価が高く収益性が高いという理由だけではありません。
もし、『セミナー』を開催して、その後次の段階の商品が用意されていなかったらあなたの顧客はもうあなたから買うものがなくなってしまいます。あなたの顧客はあなたからそれ以上の恩恵を受けることができなくなってしまいます。それでは、ビジネスの拡大は見込めません。
前回もお話したように、あなたの顧客には『ダイレクトレスポンスマーケティング』の『セールスファネル』の道のりを歩んできて最高の顧客にまで昇りつめてもらう必要があります。
『コーチング・プログラム』は、『セールスファネル』の『セミナー』の次の段階なのです。
『コーチング・プログラム』はコーチを受ける受講生とあなたの双方にメリットがあります。
受講生は、あなたの『通信教育講座』や『セミナー』で学んだ内容を実践するための個人的な支援を受けられるというメリットがあります。
一方、『コーチング・プログラム』は、『セミナー』のように商品の作り込む準備がほとんどいらないということです。見込客相手に膨大なマーケティング費用をかけることもなく(見込客はコーチング・プログラムを売り込む相手ではないため)『セミナー』等で『コーチング・プログラム』の宣伝をしてもかまわないからです。
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