『インターネットビジネスマニュフェスト』書籍レビュー

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あなたの強みと情熱を活かす 真のビジネスの作り方

インターネットビジネスマニフェスト

リッチ・シェフレン 著

ダイレクト出版

『これでお金が稼げる』と思い次々に『簡単に稼げる方法』を探して新しい教材を買い、懸命に作業をしてもまったく稼げない。これは、現状の日本のインターネットビジネスのことを書いているのかと思いましたが、実際には数年前(あるいは十年以上前)のアメリカのことです。何か恐ろしいほどに日本の現実と一致していませんか。

『チャンス追求型思考』の人間はいつまでたっても夢にたどり着けない!

『インターネットビジネスマニフェスト』の著者である『リッチ・シェフレン』氏は、『これでお金が稼げる』と思って次々に新しい教材を購入するひとを『チャンス追求型思考』人間と定義して、インターネットマーケティング市場全体がセールスレターの誇大広告に飽き飽きしていると嘆いています。

私は今までに、いろいろな教材を購入してはその手法を懸命に実践してきました。次々に誰かが提案してくる手法をまねてはその作業に懸命にとりかかっていました。そしてその作業の途中で新しい電子メールの着信音がある度に、『今度こそ稼げる画期的な教材』の知らせではないかと気をとられたものです。

しかし、あるとき『トレンドアフィリエイト』の毎日の記事更新に疲れ切っているときに、『こんなことを繰り返しても永遠に稼げないのではないか』という疑問がわいてきました。

そして、この『インターネットビジネスマニフェスト』の第1章の数ページを読んでいるうちにその疑問は確信に変わりました。

著者の『リッチ・シェフレン』氏は、『チャンス追求型思考』ではなぜ稼げないのか明確に説明してくれました。チャンス追求型思考には、ビジネスに必要な『戦略』(ビジョンといってもいいかも知れません)がまったくありません。唯一の基準は、『これで稼げるか』ということだけです。

『リッチ・シェフレン』氏に言わせれば、『誰かの戦略は、あなたの戦略ではない』ということです。

戦略のないビジネスは、たどり着くあてのないゴールに向かって走っているだけです。これでは、何も得ることもなく疲弊していくだけです。

『好きなことをして、ただ、夢を追いかけていればいい』とは言っていない!

『インターネットビジネスマニフェスト』の著者である『リッチ・シェフレン』氏は、これまでにインターネットビジネスの大御所のコーチとして、これまでに多くのインターネットビジネスの成功を影でささえてきました。そのため、彼は急成長しているインターネットビジネスに、ビジネスチャンスだとばかりに『好きなことをブログに書いて稼ごう』などという甘い考えで市場に参入しないように警鐘を鳴らしています。

インターネットビジネスに限らず、成長が期待できる市場には必ず資金力を武器に大手企業が参入してきます。

『リッチ・シェフレン』氏によれば、アメリカではインターネットビジネスの分野において大手企業はその資金力を武器に徹底したマーケティング調査をして『ニッチ市場』に乗り込んできていると言われています。

『ニッチ市場』にですよ!!

この市場は個人でブログを運営しているひとが狙っている市場ではなかったのでしょうか。

インターネットビジネスにおいて、アメリカで起きていることは数年先に必ず日本でも起きます。

だから、小規模でインターネットビジネスをしているひとは、必ず『ニッチ市場』をさらに分割した『超ニッチ市場』で勝負しなければならなくなります。

しかも、自分が『好きな分野』ということではなく、自分の『強みが活かせる分野』で『リッチ・シェフレン』氏がいう『情熱』をもって勝負しなければいけません。

インターネットビジネスに参入するうえでマーケティングの基礎的知識が圧倒的に足りない!

ただ、『インターネットビジネスマニフェスト』の著者である『リッチ・シェフレン』氏は、小規模な事業者がインターネットビジネスでまったく勝負ができないとは言っていません。

著者の『リッチ・シェフレン』氏によると、インターネットビジネスに参入している事業者の大半はマーケティングの基礎的知識が圧倒的に不足していると言っています。

彼が、ビジネスをしていく上で、大事な指標をどの事業者も把握していないということです。

その大事な指標とは、次の2つです。

  • CPA:Cost Per Acqusition 顧客獲得単価
  • LTV:LifeTime Customer Value 顧客生涯価値

CPAは、新規顧客を獲得するために必要なマーケティングや広告の費用です。

LTVは、獲得した顧客が全期間(顧客ライフサイクル)における支払った総額です。

そして、新規顧客の販売戦略と既存顧客の販売戦略をそれぞれ分けて解説しています。

きっとあなたも、この販売戦略にしたがってマーケティングを見直したくなるに違いありません。

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