『リストビジネスの教科書』書籍レビュー

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『リストビジネスの教科書』

メアリエレン・トリビー 著

ダイレクト出版

あなたは『リストビジネス』と聞いて何を思い浮かべましたか!?

おそらく、『メールマガジン』を使ったインターネットビジネスを思い浮かべたのではないでしょうか。

この本の著者である『メアリエレン・トリビー』氏によると彼女のいう『リストビジネス』とは、『iMag:インボックス・マガジン』です。

インボックス・マガジンとは!?

『インボックス・マガジン』、聞きなれない言葉ですね。インターネットビジネス先進国ではだいぶ普及しているようですが、日本ではまだ浸透していない概念です。おそらく、ここ数年の内には日本でも普及してくるサービスになるでしょう。

『インボックス・マガジン』というのは、購読者に電子メールを送るという形態としてはメールマガジンと同様のサービスですが、メールマガジンとの違いは、『パネリスト』という存在です。メールマガジンの記事はたいていメルマガ発行者が執筆していますが、『インボックス・マガジン』の場合は、『パネリスト』という複数の専門家が記事の情報源となっています。『インボックス・マガジン』の発行者はパネリストに頼んで記事を提供してもらいます。人気のあるパネリストとなれば複数の『インボックス・マガジン』から執筆依頼があります。

日本のほとんどのメルマガが個人や企業の代表者が個人的な視点で自分の意見をある程度自由に投稿しているのに対し、この『インボックス・マガジン』は複数の専門家がパネリストになって複合的な視点で記事を投稿している点でより専門性の高い内容になっていると思います。

著者の『メアリエレン・トリビー』氏自身も”WorkingMomsOnly.com”という働きながら子育てをする女性向けの『インボックス・マガジン』を運営しています。

リストビジネスの教科書と言える所以!?

この本が『リストビジネスの教科書』と言える所以は、リストビジネスを始めるにあたってどのような分野(市場)を選んだらいいかという点に始まり、事業を拡大する上で必要な知識を具体的に解説しているところです。このリストビジネスを始めるにあたってどのような分野に進出したらよいかという『メアリエレン・トリビー』氏のアドバイスは、リストビジネスに限らず、ブログアフィリエイトのブログテーマの選定にも大変役立つ視点です。

彼女は市場とテーマを明確に分けています。

『市場』とは、同じ目的を持った人々の集まり。

『テーマ』とは、コンテンツの主題、伝えたいもの。

彼女はビジネスを始めるにあたって『市場』を選ぶことを優先しています。なぜなら、先にテーマを選んでしまうと、その市場全般をターゲットとしてしまい膨大な時間とコストを浪費してしまうからです。さらに、そのテーマに関する記事を書いてしまったあとは書くネタがつきてしまい読者にあきられるからです。

市場を絞りこめば、その市場に満足してもらうコンテンツを提供でき、あなたのコンテンツがその市場を教育しあなた自身もその市場とともに成長し、さらによいコンテンツを提供できるようになるからです。

この考え方は、メールマガジンだけではなくブログ設計にも応用が効くものだと思います。

リストビジネスの実用書、マニュアルとしても有用!

『リストビジネスの教科書』は、文字通り教科書としての『リストビジネス』に必要な知識を集大成したものではありますが、実はこの本に書かれていることを忠実に実行していけば『リストビジネス』を成功裏にすすめられるという実用書およびマニュアルという性格もあります。

『リストビジネス』がビジネスとして収益を得られるようになるための読者数1,000人になるまでにしなければいけないことについても事細かく言及しています。

さらには、パネリストに原稿を依頼する際への原稿料などの契約条件に関する交渉に必要なスキルを公開しています。

近い将来、日本においても『メールマガジン』も『インボックス・マガジン』のように専門家である『パネリスト』が記事の原稿を執筆し、発行者がその内容を吟味するようになれば、メルマガの内容も随分専門性の高い、読者にとっても有益な情報源となることでしょう。

これから、メールマガジンを使って情報発信ビジネスをしようと考えているひとにとって、この『リストビジネスの教科書』という本は、各ビジネスのステージにおいて次になにをしたらよいかを導いてくれる指南書となるはずです。

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