以前、このサイトでGoogleアドセンスの収益を拡大させるために、『Google広告』のしくみを理解することは大変重要であるという話をさせていただきました。
そのためには、『Google広告』を理解する上で必要な基本知識を解説しました。
Google広告の基本知識に関する情報はこちらから↓
アドセンス実践者必読!SEO対策上知っておきたいGoogle広告の基本
今回は、この基本知識を踏まえながら、クリック率を増やす効果的な『Google広告』の作り方について理解を深めていただきたいと思います。
きっと、『Googleアドセンス』で収益を向上させるために役立つ情報にもなるでしょう。
Google広告を実際に作るときに大切なこと!
今回も、前回同様、『Google広告「超」集客術』(『ペリー・マーシャル』氏、『ブライアン・トッド』氏、『マイク・ローズ』氏共著)という書籍を参考に効果的なGoogle広告を作る方法を学んでいきたいと思います。
Google広告を作る際にまず理解しておかなければならない事柄があります。それは、Google広告の種類です。
【Google広告の種類】
①通常の広告
見出し:半角30文字以内のものを最大3個用意できます。
説明文:半角90文字以内のものを1から2個設定可能です。
②レスポンシブ検索広告(RSA)
見出し:15個まで用意できます。
説明文:4個まで設定可能です。
この要素のことをGoogle広告では『アセット』と言い、システムがその都度アセットの組み合わせを一番良い成果を出す広告になるように作ってくれます。
※2022年6月30日より検索キャンペーンで作成・編集できる広告はレスポンシブ検索広告のみとアナウンスされています。
そして、広告文に盛り込む要素は次の10項目となります。
【広告文に盛り込むべき10要素】
①価格
②行動を促す言葉
どうして欲しいのか、行動すればどうなるのかをはっきりと示す。
③機能と得られる恩恵
機能:商品・サービス自体の説明
恩恵:利用すれば得られる見返り
④差別化ポイント
『なぜ、あなたから買わなければならないのか?』の問いに対する答え
⑤共感
顧客の感じている痛みや不満を表現する。
⑥特別なオファー
特売情報、期間限定であること
⑦わかりやすい言葉
意図がはっきり伝わる言葉
⑧希少性と緊急性
⑨理論と感情
商品やサービスを利用するとどんな見返りがあるかを心に訴える
伝えたいことに関して証拠を示す
⑩具体性
具体的な文面にするなどメッセージに信頼度を持たせる
数字で示す
広告がどのように見えるかを確認する!
広告を作成したら、その広告が訪問者にどのように見えるか確認することも大事です。
Googleの『広告プレビューと診断』機能を使えば、検索ページで広告がどのように表示されるのか確認することができます。
さらに、競合相手の広告を見ることができます。
その方法は、任意のキーワードを入力することによって、そのキーワードに合致した検索語句で表示された広告を見ればよいのです。
広告がGoogleの広告編集ガイドラインに引っ掛からないか注意する!
Google広告にも、Googleアドセンス同様『広告審査』なるものがあります。
Googleの『広告ポリシーセンター』のページの『編集ガイドライン』で広告の審査の基準を確認することができます。
【Google広告 編集ガイドライン】
①すべて大文字の英単語は使えない (例:FREE(無料))
②句読点と記号
広告に絵文字は使えない。
句読点や記号を繰り返して使うことはできない。
広告の最後に半角の”>”記号を置くと、クリックできると誤解を招くので不承認となります。
③アダルトコンテンツ
④重複表現 (例:セール! セール! セール!)
⑤電話番号
※電話番号表示オプションを利用する
⑥商標
広告のクリック率を上げるGoogleの広告表示オプションとは!?
Google広告には、クリック率をあげるなどの広告の効果を向上させる『広告表示オプション』なるものがあります。
これを使えば、検索結果のページで広告自体のスペースが大きくなるなど、あなたの広告がクリックされやすくなります。
それでは、どんな『広告表示オプション』があるのか見ていきましょう。
【Google広告表示オプション】
①サイトリンク表示オプション
広告本体の下に複数のリンクを追加することができます。
追加の費用は発生しません。
広告表示面積が広がりますので、競合相手の広告や『自然検索結果』をページの下部や次ページに押しやることができます。
②コールアウト表示オプション
サイトリンクと同じく広告本体の下に文言を足すものですが、サイトリンクと違ってクリックできません。
コールアウトとは、端的で効果的な『宣伝文句』のことです。
③構造化スニペット表示オプション
コールアウト表示オプションと同様クリックすることはできません。
コールアウト表示オプションは自由に入力できますが、構造化スニペット表示オプションの場合は売りたいものの属性に合わせて『ヘッダー』と『値』を用意して広告文の後ろに表示させます。
ただし、いつどの構造化スニペット(ヘッダーと値)の表示を行うかはGoogleの判断次第になります。
④電話番号表示オプション
Googleの広告には直接電話番号を載せることはできません。
その代わりに『広告専用転送電話番号』を使って通話件数の計測を利用することができます。
広告のスケジュールと組み合わせることで営業時間中のみ電話番号表示オプションを有効にすることができます。
⑤住所表示オプション
広告の横に事業所の拠点の住所を表示させることができます。
⑥価格表示オプション
価格表示オプションを使用すると、広告の下に商品情報を複数並べることができます。
価格種別は価格の前に『最低』、『最高』、設定しないのいずれかを選びます。
Googleが検索した上で最も成果のあがる商品を通常3点選んで表示します。
広告表示オプションは、見やすさとクリック率の向上につながるだけではなく、広告の表示面積の拡大による画面の占有率の増加というメリットもあります。
追加費用もかからないのでぜひ利用したいオプションです。
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