【公文式】4人の子どもを東大に合格させた公文ママの話!

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公文式 幼児教育 おまけコーナー
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3男1女を東大理三に合格させた公文ママの『佐藤亮子』さんの著書『AI時代に求められる力の育み方 我が家はこうして読解力をつけました』は佐藤ママの幼児教育の実践禄です。

出典:https://www.kumonshuppan.com/naruhodo/

4人の子どもを東大に合格させた幼児教育の実践禄と聞くとスパルタ教育の子育て記録と思うかも知れませんが、この本を読んでみると佐藤ママの子どもにたっぷりと愛情を注いだ子育て禄であることがわかります。子どもも楽しくすごし、お母さんも楽しみながら高い基礎学力を育んできた佐藤ママの子育て方法というのはいったいどのようなものか一緒に見ていきましょう。

読解力というのは単に読む力だけではない!

本のタイトルにもある『読解力』というのは『佐藤亮子(以下佐藤ママ)』さんの言葉を借りると、『単に文章を理解する力というよりも、相手が話している言葉を聴いて話している内容や気持ちを理解する力』と言っています。ですから、単に読む力ではなく書く力、聴く力、話す力の総合力だということです。ですから読解力というものは、ひととコミュニケーションをとる上で欠かせない能力であると言えるのです。

佐藤ママは、この読解力を養う上で大事なことは、『文章という2D(2次元)のものを映像という3D(3次元)のものに立ち上げていくこと』だと繰り返し述べています。その上で必要なことは読解力を高めるためには知っている単語を増やすことだと言っています。映像化する方法や語彙を増やす方法については以下に詳しく説明したいと思います。

佐藤ママと公文式の出会い!

読解力はいきなり身につかない、読解力を育むには幼いころからの親の働きかけが大切だと感じていた佐藤ママは、何が子どもにとってベストなのか模索していました。いろいろな選択肢がある中で公文式を選んだのは学年を超えて学習するスタイルが小学校に入学する前に学習内容を知っておいた方がいいだろうと思った点と計算力はこれからの学習に欠かせない項目だと思ったからだそうです。

佐藤ママの幼児教育におけるアドバイスは、現代ではいろいろな情報があふれている中でどの幼児教育を選んだらいいかと迷っているだけで一歩を踏み出せないぐらいなら、まずは試してみることが大事だということです。子育ては出たとこ勝負なので迷っているうちに時間はどんどん過ぎて子どもはすぐに大きくなってしまうからです。

佐藤ママの幼児教育のモットーはゆるくて楽しい子育て!

佐藤ママが幼児教育(教育とか学習という言葉とは無縁かも知れませんが)のモットーは『ゆるくて楽しい子育て』ということです。4人の子どもを東大に合格させた実績から考えるとなんとも悠長な態度のような気がします。しかし、4人とも超難関校の『灘中学』の受験をさせたので長期的な目標ははっきりともっていたように思えます。ただし、後に出てくる絵本の読み聞かせをする際にも『〇〇大学に行かせたい』という下心をもつことなく、勉強しているという気持ちを子どもに抱かせないように楽しくやることを意識したそうです。

公文式 読解力

佐藤ママの公文式教材の活用方法とは!

公文式の幼児教育のスローガンに『歌二百 読み聞かせ一万 賢い子』というのがありますが、佐藤ママの幼児教育もまさにこのスローガンの実践にありました。

出典:https://www.kumon.ne.jp/kumonnow/topics/vol361/

ただ、佐藤ママはこのスローガンを勘違いし、『歌一万』と思い込んでいて相当歌に力をいれていたようです(途中勘違いに気がついたようですが、目標の軌道修正はしなかったみたいです)。

読み聞かせについては、『くもんのすいせん図書』というものがあって子どもの年齢に応じた適切な絵本などが紹介されています。我が家も妻が公文式教室を運営しているので、我が家の子ども3人(長男、次男、長女)もよく『くもんのすいせん図書』の本を何度も読み聞かせしました。

>くもんのすいせん図書一覧はこちら

佐藤ママの絵本の読み聞かせのポイントを紹介しますので、お子さんやお孫さんに読み聞かせをする機会があったらぜひ試してみたください。

佐藤ママは、絵本の読み聞かせをする際に、『子どもはお客さまで、絵本の読み聞かせはエンターテインメントである』と言っています。絵本の読み聞かせがエンターテインメントである以上、子どもに喜んでもらわなければなりません。その工夫として、登場人物により声色を変えることや、絵本のクライマックスの場面などでは間を空けて子どもが聞き耳を立てるような雰囲気に持っていくことなどが語られています。

そして、絵本の読み聞かせをする上での注意事項! 佐藤ママの話では絵本の読み聞かせをする際には『子どもに早くひらがなを覚えさせようと思わないこと』と言っていました。これは、子どもが絵本の読み聞かせをしてもらうことが嫌にならないようにという配慮からだそうです。そういえば公文式教室の指導者である妻も言っていました。『子どもがひらがなを覚えたからといって、子どもに絵本を自分で読んでごらんとか、ここに何って書いてあるの?』と言わない方がいいということです。これでは、楽しいはずの絵本が一気に勉強の道具になってしまいますね。

『運筆』ってなあに!? はみ出さないように書きましょう!

公文式の幼児教材の中には文字を書くための練習として『●』から『★』まで線を描くという、いわゆる『運筆』という教材があり、これを公文式では『ズンズン教材』と呼んでいます。最初のうちは縦に1本棒を引くという単純なものですが、だんだん複雑な線になり、数字やひらがなになっていきます。

出典:https://www.kumon.ne.jp/kyozai/zunzun/index.html

幼い子どもにとって『●』から『★』まできめられたコースをはみ出さないように線を書くのは意外と大変な作業です。ところが佐藤ママは、子どもがコースからはみ出さないように書くことにこだわります。子どもは線からはみ出してもいいんだと思うといい加減に線を書くといいます。正しく線を書くことは、集中力を養うという意味と字を書くことや計算を正しく行うために大切なことだと言います。ときどき計算ミスをする子どもは、自分の書いた数字を間違って読み取って(例えば”0”と”6”など)いる場合が多いと妻も話していました。

『読解力』を養うには、実物とリンクさせると効果あり!

『読解力というのは、文章という2D(2次元)のものを映像という3D(3次元)のものに立ち上げていく力』だと繰り返し述べている佐藤ママですが、そのためには、文章で書かれている内容を実物とリンクさせると効果があると言っています。

実物とリンクさせるために役に立ったのが公文式の幼児用教材の各種『カード』の存在でした。

出典:https://www.kumonshuppan.com/ehon/ehon-syousai/?code=51429

公文式の『カード』には、言葉を覚えさせる『くだもの・やさいカード』や『ぶんカード』、『国旗カード』、『俳句カード』、『童謡カード』など様々なカードがあります。佐藤ママは子どもが映像化しやすいように『やさいカード』をカレーライスを作る際にも子どもたちに見せたりしたそうです。また『俳句カード』には句が読まれた情景がイラストに描かれているので俳句を理解する上で役に立ったとおっしゃっていました。

おもちゃで遊ぶのにも集中力が大事!

幼児教育で難しいのは子どもの集中力は長く続かないので、子どもにいかに飽きさせずに学んでもらうかというのが大事になってきます。佐藤ママはこの集中力は遊びの中で培われるものだと言っています。ですから、佐藤ママはおもちゃを用意する際にも、大きなプラスチックのケースを4箱用意していて、子どもがおもちゃの箱を全部部屋に開けて思うがままに遊んでいる時もちゃんと片付けなさいとは言わなかったそうです。子どもが夢中で遊んでいる時には集中力が養われていて、遊んでいるそばから遊んだら片付けなさいというのは集中して遊んでいる作業を中断させることになると思ったからです。遊びは中断させといて、勉強は集中してやりなさいというのは虫のいい話だと言っていました。そいえば、我が家の末っ子の長女は、大好きなレゴブロックの『ぞうさんのバケツ』を肩まで担ぎ上げてからバックドロップをするかのように背中へとぶちまけてから遊んでいました。

出典:アマゾン

『学校の授業は簡単だ』とは言わせない!

佐藤ママは公文式の学習で学年よりずっと先に進んだ我が子に対して、『学校の授業は簡単だ』と言わせないように心がけたそうです。実際に『学校の授業は簡単だ』と言う子どもの傾向として学年よりちょっと先の教材を学習している子どもに多いそうですが、圧倒的に先の教材を学習している子どもには心の余裕があってそのようなことは言わないそうです。

まとめ

『佐藤亮子』さんの著書『AI時代に求められる力の育み方 我が家はこうして読解力をつけました』は佐藤ママの幼児教育の実践禄ですが、4人の子どもを東大に合格させた幼児教育の実践禄と聞くとものすごい教育ママをイメージするかも知れませんが、佐藤ママの子育ては子どもも楽しんで親も楽しみながら高い基礎学力を身につけさせるというものでした。

その学習方法の要は『読解力』を養うというもので、そのためには2Dの文章を3Dの映像にすることだと話していました。公文式の学習は映像化するための実物とリンクさせる学習教材が豊富にそろっていますが、その教材を使う上で大切なのが子どもに勉強をしているという意識を持たせず楽しんで遊び感覚で行うというものでした。大学入学までの18年間は親と子どもが楽しく学ぶ思い出がつまったかけがえのない時間だと言います。

 

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