【公文式】学校教育との決定的な違い〜落ちこぼれをつくらない!

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公文式の教室は、超難関校への受験や中学受験など、いわゆる勉強ができる子のための学習塾だと思われがちですが、学校の授業になかなかついていけない子の駆け込み寺的な要素もあります。どうして、公文式の教室では学校の授業についていけない子の学力まで伸ばすことができるのでしょうか?その秘密に迫ってみたいと思います。

学校教育では子どもの一年前の成長の記録をたどらない!

5月27日に、小学6年と中学3年の全員を対象にした文部科学省の『全国学力・学習状況調査』いわゆる『全国学力テスト』が実施されました。昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大で中止となっていましたので2年ぶりの開催ということでした。

今朝、そのニュースを聞いた私は、妻に『学校の平均値が下がるので、成績の悪い子は当日休むように指示されることがあるそうで、そんなことじゃ子どもの一年間の成長がわからなくなるよね』と言ったら、妻の返事に驚きました。

『もともと学校は、子どもひとりひとりの成長の記録なんかたどっていないよ』

『毎年、進級のたびに担任が替わり、一年間何を教えるかは決めても、過去にどこまで理解しているか把握していない』ということでした。

妻が小学校の教員をしていたころ授業をしていて、ある子どもが今の学年の問題を解けないでいるとその原因が前の学年の授業を理解していないことにあると気づくことがあるそうです。そんなとき放課後に個別に教えてあげようとしても子どもがいやがるそうです。なぜなら、わからないところを教えてくれるのはありがたいのですが、その子にとって、他の子と一斉授業の勉強をしてさらに、個別に前の学年のおさらいをするのは負担になるからです。

学校教育ではもともと『落ちこぼれ』がでることを想定している!

もちろん、そんなことを公言する公的な教育機関はありませんが、教育現場では暗黙の了解になっています。

学校教育で1年間に教える内容は『文部科学省』から告示される『学習指導要領』に定められています。また、法的な拘束力はありませんが、学習指導要領のより詳細な事項を記載した『学習指導要領解説』というものがあり事実上の拘束力をもっています。

発達障害

教育現場は、『学習指導要領』で定められた教科の範囲を何とか1年間で終わらせようと授業を行いますが、クラス全員にこの範囲を理解させようとすると1年間のカリキュラムではその範囲を終わらせることができません。そこで、クラスの8割程度の子どもたちが理解できたら次の範囲に進むという方法をとります。実態は8割よりももっと少ないのかも知れません。そこでは当然2割の子どもがいわゆる『落ちこぼれ』となってしまいます。先ほどの例でいえば、授業の内容がわからないままで取り残された2割の子どもは、次の学年ではマイナスからのスタートとなります。これでは学年が進むにつれ理解度はますます低くなる一方です。

公文式教室では何が違うのか!

それでは、公文教室は学校教育とは何が違うのでしょうか。どうして『落ちこぼれ』をつくらないのでしょうか。

公文式教室では~わからないところまでさかのぼる!

公文式教室が学校教育と違うところは、その子の今の学年にとらわれないというところです。

今、小学5年生でも、小学3年生のところが理解できていなかったら小学3年生のところまでさかのぼって学び始めるということです。2学年も下の勉強をするのかと本人はもちろん親御さんも気を落とすかも知れませんが、公文式教室に通い続ければ、学年に追いつき、追い越すことも可能です。そして、勉強している内容が理解できるので子どもの自信にもつながります。

公文式

公文式教室では~子どもの成長がたどれる!

1年ごとのぶつ切りの授業と違って、公文式の教材は幼児教材から大学卒業レベルまでの網羅性があります。1年経過したからといって次の教材に進むようなことはありません。だから、わからないまま次の教材に進んで知識が歯抜けになることもありません。

公文式 算数 100点満点

公文式教室を30年以上も運営している妻の話では、公文式では『プリント』という教材を使って学習しますが、プリントが100点にならないと次の教材には進めないというのが原則ですが、理解の程度は8割程度でも先の教材に挑戦させ、次の教材を解き進めているうちに前の教材の理解度も自然と100%に近づいていくと言います。もし、今の教材の理解度が足りないようでしたらまた前の教材に戻るということをするそうです。学校教育では、前の学年の理解度が十分でなくても誰も前の学年の指導はしてくれません。

公文式教室では~引っ越しても別の教室で引き継がれる!

公文教室では、ひとりの子どもの学習の成長記録を教室の指導者がずっと見てきているので、子どもの教科ごとの進度をよく理解しています。長く通っている子どもであれば幼児期のころからずっと見てきているので、その子の得意な分野や今後学力をつけたいところもよくわかっています。

もし、親御さんの都合で引っ越しすることになっても全国の公文式教室で同じ教材を使っているので、いまどのレベルの教材を使っているのか引っ越し先の公文式教室の指導者に伝えれば、すぐにその子の学習習熟度を把握することができます。今では海外の教室でも同じ教材を使っているので日本の教室に通っていたときと同じ指導を受けることができます。

まとめ

公文式教室では、一斉授業の学校教育と違って、ひとりひとりの習熟度にあった教材を使って学習を進めていくので学習する内容が理解できないということはありません。もし、学校の授業についていけない場合でも、わからないところまでさかのぼって学習するので、公文式学習を続けていればやがて学年相当に追いつけるし、追い越すこともできます。

公文式の教材は、幼児教育から大学卒業レベルまで教材の内容に一貫性がありますので、一年経過すると自動的に次の学年に進む一斉授業と違って、知識の歯抜けがありません。

最後に、小学校教員の経験者である妻は、『学校教育を否定するものではない! 学校教育は集団教育の場であり勉強以外にも学ぶことは多い』ということです。

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