『求肥入りの餡』を挟んで食べる『たねや』の『ふくみ天平』もなか!

スポンサーリンク
くらし便利帖
スポンサーリンク

『最中の餡(あん)』と『最中種(皮の部分)』が別々に梱包され、食べる直前に挟んで食べる方式の『もなか』をよく見かけるようになりました。

『高級もなか』とされる『もなか』にこの方式が多く採用され、今や高級もなかのスタンダードな食べ方になってきました。

この方式を日本で初めて取り入れたのが、滋賀県の近江八幡氏にある老舗和菓子店の『たねや』のもなか『ふくみ天平』です。

この新しいもなかの食べ方が消費者に好評で、他の和菓子店もこれに追随するようになりました。

『たねや』の『ふくみ天平』は日本初の自分ではさむ『もなか』!

 

『たねや』はこの『餡(あん)』と『最中種』を別々に包装した手作り最中キットを昭和60年(1985年)に実用新案取得しました。

ところで、『たねや』はなぜ、このような『もなか』の食べ方を提案するようになったのでしょうか!?

実は、この画期的な提供方法が考案されるまでは、焼き立ての香ばしい『最中種』にみずみずしい餡(あん)をはさんで食べるという贅沢な楽しみは長年和菓子職人のみが知るものでした。

『たねや』はその味わいを何とかお客さまにも味わってもらえないだろうかと考えました。そこで、最中種と餡の装いを二つにわけて、食べる直前にあわせるという『手づくり最中』方式を思いつきました。

『たねや』の『ふくみ天平』のおかげで種と餡が出会った瞬間の美味しい驚きを私たちは感じることができるようになたのです♪

『たねや』の『ふくみ天平』の『ふくみ』って何!?

 

『たねや』のもなか『ふくみ天平』が食べる直前に餡を最中種で挟むという画期的なもなかであるということがわかりましたが、ではいったいなぜ『ふくみ天平』という商品名なのでしょうか!?そこには、どこにも『もなか』という文字が出てきませんね。

『ふくみ天平』は、食べる直前に餡を最中種で挟むという特徴の他に、『求肥(ぎゅうひ)』が入っていることが大きな特徴です。

この『求肥』を『たねや』では『富久實(ふくみ)餅』と呼んでいます。『富久實餅』の『富久實』は古くから神前に供える五穀やお餅を『五福』や『福の實(み)』と呼んだところから付けられた名前です。

つまり、『ふくみ天平』には、縁起の良い『富久實(ふくみ)餅』が入っていますよ!ということです。

この『富久實餅(求肥)』が加わることによって、サクサクの最中種と餡(あん)はさらにまろやかな風味でつながり『もなか』の素材に一体感が生まれるのです。

『たねや』の『ふくみ天平』の『天平』って何!?

 

『たねや』の『ふくみ天平』は単に、餡(あん)と最中種を別々に包装し、食べる直前に挟むという方式をとった『もなか』ではありません。

『ふくみ天平』で使われている餡は、北海道十勝産の小豆を使用しふっくらと炊きあげています。日本では赤色に魔除けなど神秘的な力があると信じられ、行事や儀式に使用されていたため赤い小豆には厄除けの願いも込められています。

そして、最中種には『近江』の糯(うるち)米『滋賀羽二重糯(しがはぶたえもち)』が使われ芳ばしい食感を生み出しています。

『滋賀羽二重糯』は、食べたときの「絹のような、なめらかさ」が特徴で有名な老舗和菓子店において高級和菓子の原料として多く使われています。

ところで、まだ『ふくみ天平』の『天平(てんびん・てんぺん)』についてはふれていませんでしたね。

この天平は『天秤棒(天平棒)』の『天平』です。あの棒の両端に荷などを結わえた棒です。

『たねや』の『ふくみ天平』に込められた想いがヒントです。

天平棒に結わえた荷が、人々の福となりますように。

『たねや』のもなか『ふくみ天平』を食べた人が幸せになってほしいという思いですが、天平棒の片方の端にある『福』はふっくら餡(あん)でもう片方の『福』がさくさくの最中種でしょうか。

その2つの福をとりもち三位一体の美味しさのバランスをたもつのが『富久實(ふくみ)餅』という天秤(天平)なのです。

その他、『最中』好きにおすすめの商品一覧はこちらから↓
>【最中】あんこはやっぱり粒あん!という人のためのもなか大特集!

実際に購入して食べてみた感想は!?

『焼き立ての香ばしい『最中種』にみずみずしい餡(あん)をはさんで食べるという贅沢な楽しみ』というのを実際にやってみることにしました♬

せっかくなので、今回ご紹介した『ふくみ天平』の他、『水羊羹』と『たねや寒天』の『涼菓詰め合わせ』のセットを取り寄せてみました。

この『たねや』の『ふくみ天平』を実際に食べた感想はこちらから↓
>『ふくみ天平』もなか実際食べてみて餡と最中種(皮)が分かれている理由に納得!

まとめ

『たねや』は『餡(あん)』と『最中種』を別々に包装した手作り最中キットを昭和60年(1985年)に実用新案取得しました。これが、『手作り最中』のはじまりでした。

それまでは、焼き立ての香ばしい『最中種』にみずみずしい餡(あん)をはさんで食べるという贅沢な楽しみは長年和菓子職人のみが知るものでした。

『ふくみ天平』には、神前に供える五穀やお餅を『五福』や『福の實(み)』にちなんだ縁起の良い『富久實(ふくみ)餅(求肥)』が入っています。

この『富久實餅(求肥)』が加わることによって、サクサクの最中種と餡(あん)はさらにまろやかな風味でつながり『もなか』の素材に一体感が生まれました。

『たねや』の『ふくみ天平』で、和菓子職人にしか味わうことのできなかった焼き立ての香ばしい『最中種』にみずみずしい餡(あん)をはさんで贅沢な楽しみを味わってみてください(^^♪

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました